CASIO PB-1000 FOREVER!

■PB-1000/Cの魅力を探る!

どんなモノにだって魅力はある!・・・もちろんPB-1000/Cにも魅力があります!ここではPB-1000/Cの魅力を追求していきたいと思います!


●PB-1000/PB-1000Cのマニュアル序文掲載!

 マニュアルに書かれている序文と言うと、大抵「本気をお買い上げ頂いて誠にありがとうございます。
本書をお読みになり末永くお使い下さい」と機能の特徴ぐらいしか書かれていません(しかも箇条書きで)。
しかし、PB-1000/PB-1000Cのマニュアル(と言うよりカシオポケコン全般に言えるかも)しれませんが)
の序文にはPB-1000の現れや機能等がさりげなく解説されていたり、
読んだ後は、PB-1000は生まれるべくして生まれたコンピュータだったような感じさえします。
特に最後の1文には大変感動しましたので、ぜひご覧下さい。

序文掲載にあたり、カシオ計算機(株)に許可を頂きました
 担当者の方、ご丁寧な対応と快いお返事ありがとうございました。

PB-1000/PB-1000Cの説明書の序文を見る

 PB-1000とPB-1000Cのマニュアルは微妙に違うので、読み比べると結構面白いです。
PB-1000Cには、「PB-1000C BASICはPB-1000 BASICの上位互換であること」やサンプルプログラムが違ったりしてます。


●PB-1000/PB-1000Cのファイル管理について

タッチスクリーン使用画面 PB-1000/Cには沢山の機能やファイルを処理する為に「メニュー」が導入されました。
ここで対象のファイルを選択してコマンド表示をタッチして処理を行うわけですが、
操作自体がパソコンのファイラ
そのもの。ファイルを実行できたり、テキストファイルを編集したり・・・。
接続している機器によって同じコマンドでも内容が違ったりファイル名に小文字が使えます。
もう、NAME や KILL 、COPY コマンドで処理するなんて古いっすよ(暴言)


(写真)ファイルを反転させて、指タッチ・・・。う〜ん、次世代だなぁ。

●PB-1000/PB-1000Cのスクリーンエディタについて

 前途の通り、PB-1000/Cには強力なスクリーンエディタがあります。
私はシャープの「PC-E200」(今はない)と「PC-E500」を使っていたのですが、テキストファイルを編集するにはわざわざTEXTモードにして、
行番号を付けながら文字を入力する
というバカっぷりでした。PB-1000/Cのエディタは、なかなか優れていて
BASICプログラムを組んでいる時とテキストファイルを作っている時と違いを感じさせません。
数式記憶機能の[IN][OUT]キーを利用すれば、文字列のカット&ペーストも出来るのです。
個人的には、[MEMO IN]キーを押すと "MEMO."というファイルが出来てエディタ画面になるので、結構重宝しています。

スクリーンエディタの解説


●PB-1000/PB-1000Cのタッチキーについて

 PB-1000/Cで、外見から分かる一番の特徴はやはり「タッチキー」ですよね。
確かにタッチキーのおかげでメニューも使いやすくなりましたし、周りにも自慢できます(笑)。
でも、私はあまり好きじゃないんですよね。だって画面に指紋が付くから(笑)。
ティッシュで押すのが良いと思いますが、指じゃないと感度が悪いような気がするのは私だけかな・・・・?

 タッチキーを使ったウラワザ(PB-1000C)を1つ紹介します。
まずFDD(MD-100A)を接続し、フロッピーディスクを挿入して[disk]を押します。
ディスク上のファイルが表示されたら、下の[name][kill][load]の左側の空白部分を押すと、なぜかCASLの画面が表示されます。
ここで[go]を押すと、しっかり暴走してくれます(爆)。実用度0ですね。


●PB-1000/PB-1000Cのキーボードについて

 PB-1000/Cのキーボードはとても入力やすく出来ています。
キーの大きさはPC-E500よりも小さいのですが、キーの間隔が(E500より)開いているので押しやすい様な気がします。
又、プログラムに必要な " $ & : 等の記号も1つのキーで入力できるのも見逃せません。
ローマ字カナ変換時に[X]で「ン」が入力できて
便利です。
なんか「タッチキー」を採用する等、「入力」にこだわりを感じますね。
あと、「スペース」が「バー」ってのも感動です。


(写真)PB-1000/Cのキーは整理されていて、ゴチャゴチャしていない。
キーボード写真

 パソコン初心者はキーボードと画面を交互にを見ながら入力するので首が疲れるのですが、
ポケコンの場合は少し目線を移動するだけで画面とキーボードを見る事が出来るのであまり疲れません。
 余談なんですが、今ではキー配置を覚えるのにキー入力練習ソフトなどを使ったりして大変ですが、
昔は長めのプログラムリストを数本打ち込めば、自然に覚えていたものです。
今ではソフトなどはCD-ROM等に実行出来る形で配布されているので、そういった行為があまり見られなくなったのが残念です。


●PB-1000/PB-1000CのRAM容量について

 PB-1000/C標準のRAM容量は8KBです。はっきり言って泣く子もだまっちゃいます(笑)。少なすぎです。
なんせ、リセット後は3KBしかフリーエリアがないんですから・・・。これじゃ増設RAM買えと言っているのと同じですね。

 今のPCに比べれば、PB-1000のフリーエリア最大40KBと言う容量は少なすぎますが
PB-1000が発売されたのは1986年で、当時フリーエリア32KB程度のMSXが現役バリバリだったので
強ち少ないと言う訳ではなかったのです。


●電池について

 PB-1000/Cで使用する電池は3電池だけです。え? メモリ保護用電池? そんな古い古い!(暴言)
電池を抜いても数時間は大丈夫ですから、その間に電池を買ってくるっていうのもOKです。

私自身ネジで止めてある電池蓋って嫌いなんですよ。ネジがバカになるから。
そういえばPB-1000Cを修理に出した時電池ブタの裏に「修理済みシール」が貼ってありました
ちゃんと担当者のハンコも押してあってマメだなあと思いましたね。


●本体裏について

本体裏面写真 PB-1000は発売時期によって本体裏面が違う様です。
私はPB-1000を2台持っているのですが、後に買った方の裏面には
RAMパック取り付け図が入っていました
微妙な所に変化がありますね。
そういえば、説明書もはじめに買った PB-1000C「昭和61年11月現在」ですが
後に買った PB-1000「昭和63年3月現在」でした。
昔のと今のは何処が変わっているんでしょうかねぇ。

●ファイルシステムについて

 PB-1000ではまずBASICモードにすると「名前のない」ファイルが作成されて、プログラムはここに書き込まれます。
作成後に名前を付けます。 私はこの無駄のないシステムが好きなんです。
例えばPC-E500の場合はプログラムを作成し、保存する時は RAMドライブ E: を必要な分だけ確保してSAVEコマンドでプログラムを保存するのです。
ここで良く考えてください。
必要な分だけ確保するという事は30KBもエリアから RAMドライブ分だけの容量が引かれるわけです。
しかもここで SAVE するという事はメモリ空間の中に2つの同じプログラムが存在するという事になりメモリ容量の少ないにとって致命的となります。
つまり29KBのプログラムを作ったらセーブする手段がないのです (BTEXT$を使えば PB-1000の様に出来るが非公式なので)。

PB-1000/Cのファイルシステムはパソコン風ながらもポケコンにとって無駄のないものと言えます。


●ボディについて

 PB-1000/Cは表が黒いのですが、裏は銀色です。
したがって閉じると銀一色になります。 私はこの閉じた状態がとても高級感あって好きです(写真参照)
この様な高級感あるポケコンはPB-1000だけではないでしょうか?
(PB-1000,PC-E500,PC-1262,PC-1360K,FX-840P以外は知らないので何とも言えませんが)
本体側面写真

●PB-1000とPB-1000Cの違い

 PB-1000PB-1000CはアセンブラがCASLになった以外にも微妙な違いがあります。
(1) 画面下のフラットキーの[EXE]キーが、PB-1000Cでは[TAB]キーになっています。
(2) PB-1000では[SHIFT]+[BS]を押すとカーソル以後の文字を一層してくれましたが、PB-1000Cでは出来ません。
(3) PB-1000Cではエディタの[search]にて行番号の検索が出来る様になりました。
(4) PB-1000の[F](セカンドファンクション)キーが、PB-1000Cでは[C](キャッスル)キーになりました。
(5) PB-1000ではハート等のキャラクタが入力出来ましたが、PB-1000Cでは出来ません。
(6) &H8000以降のシステムコールのアドレスがPB-1000PB-1000Cでは違います。
(7) PB-1000C BASICPB-1000 BASICの上位互換の為にPB-1000Cの中間コード形式のプログラムをPB-1000で読み込んで実行するとマジで暴走します。


●PB-1000/Cの画面について

 PB-1000/Cの画面は32桁×4行(横192×縦32ドット)ですが、VRAMは2画面分(32桁×8行)持っています。
この為、プログラムリストの入力方法・編集方法はMSX等のBASIC搭載パソコンのものと同じになっています。
(つまり、LISTと入力するとダラダラとプログラムリストが流れたり、
 30行を修正する時はLIST30と入力して、カーソルを変更場所に持っていって修正します。)
カシオではこの8行を「仮想画面」と呼んでいます(これに対して実際の画面4行を「実画面」と呼ぶ)が、仮想画面のおかげでそんなに違和感がありません。
必要に応じて、上記の方法とEDITと入力してエディタを起動する方法とを使い分けます。
この様な方式は、PB-1000以後のポケコンで標準装備されているようです。


●PB-1000/CのBASICコマンドについて

 PB-1000/CのC61-BASICは、JIS基本BASIC(C6207)を基にしているだけあって、
シャープのポケコンBASIC(又はPB-100シリーズ)に比べて多少一般的です。
シャープのBASICは、16進数指定に"&"だけで良かったり、BSAVEがCSAVEMになってたり、
PRINT文の表示時間を指定するWAIT文や、PRINT文の数値表示方法を指定する USING命令があったり結構独特なものとなっています。
(ちなみにUSING命令は、実行しておくとその後のPRINT文での数値表示が指定した形式で表示されると
いうものです)
PB-1000/CのBASICを全体的に見て思うのですが、どうやら同社のパソコンFP-1000/1100のBASICを移したように思えます。(あまりに似てるから)
PB-1000/CのBASICにも独特な命令がありますので、便利な命令(コマンド)を紹介したいと思います。

使えるPB-1000/C独特のBASICコマンド


●最後に

 ここまで読んで頂いてありがとうございます。
頻繁に PC-E500と比較しているのは、同じ様なポケコンで所有しているのがPC-E500しかないからです。
もしPC-E500ユーザーで、これを読んで気を悪くしちゃった人がいたらゴメンナサイ。
私はただPB-1000/Cが好きなだけなんです。

 PC-E500に関してはPB-1000より速度が速いし、画面も広い。
漢字ドライバやDOS・構造化コンパイラ等、一世代前のパソコンの性能を大きく超えているすばらしいポケコンだと思います。
私もモフーンさんの「ソニックブラスト」は指が痙攣するまでプレイしました
こんなゲームはPB-1000じゃ出来ないでしょう。

でも、PB-1000にはPB-1000の、PC-E500にはPC-E500のいいところがあると思うのです。
私は、今でも8ビットのコンピュータが未だに現役で、ショップでも売っている事を嬉しく思います。

これを読んで、PB-1000に興味を持った方がいらっしゃいましたら幸いです。

ただ、PB-1000 は生産も終了しており非常に入手困難です(爆)


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