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■PB-1000/Cのスクリーンエディタの解説

 PB-1000/Cでファイルを編集するには、メニューで編集したいファイル名をリバース表示させて、
画面の[edit]をタッチします。又、シーケンシャル(テキスト)ファイルの場合は[EXE]キーを押しても出来ます。

エディタ画面1(画面1)エディタ起動直後の画面

 エディタ画面は画面1の様に、編集行(3行)とコマンド行(1行)に分かれます。
画面右下の番号はレコード番号です。
PB-1000では実際の行を「物理行」と呼ぶほか、行の始まりから行の終了を示すコードまでを「論理行」と呼びます。
つまり、行が画面2行にまたがる場合は物理行は2行ですが、論理行は1行になるわけです。

 テキストは入力して[EXE]キーを押して初めてメモリに書き込まれます。
この辺は現在のエディタとは違いますが、ポケコンはメモリの少なく作業領域が与えられないので仕方がないと言えるでしょう。
1文字入力する度にメモリをブロック移動させて文字を挿入させるのも大変ですから。
BASICリスト編集時との操作の共通化も計るというのもあると思います。
通常はどんどん入力すれば次の行・次の行へと追加されていきますが、
既に入力した行の内容を変更したい場合は、変更したい行を画面上段に持っていきます(画面2)
(この場合は論理行は関係ありません)

エディタ画面2(画面2)行を変更する時は変更したい行を画面上段に持ってくる

エディタ画面3(画面3)1行は255文字まで入力可能

 カーソルキーの右を押すと、カーソルが点滅して編集可能となります(画面3)
編集中はその行(論理行)の内容しか表示されません。変更したら[EXE]キーを押します。
次に行を挿入する場合ですが、まず挿入したい場所の上の行を画面上段に持っていきます。

エディタ画面1

エディタ画面4(画面4)

テキストを入力します(画面4)
(右下の行表示が次の行になっている事に注目。これは入力中の行が2行目になるからです)

エディタ画面5(画面5)

[EXE]キーを押すと、行が書き込まれます。
他の行が表示されて、行は挿入された事が分かります(画面5)
この場合は、挿入したい場所の後に行が挿入されますが、前に挿入したい場合は
挿入したい場所で[SHIFT]キーを押しながらカーソルキーの上を押します。

エディタ画面1

エディタ画面6(画面6)

[SHIFT]キーを押しながらカーソルキーの上を押すと、編集行(3行)が消えるのでテキストを入力します(画面6)
(行表示が変わっていない事に注目。これは入力中の行が1行目となるからです)

エディタ画面7(画面7)

[EXE]キーを押すと、行が挿入されます(画面7)

 又、このエディタには検索機能があります。検索速度はとても遅いのですがとても重宝します。
画面上の[search]を押して、検索したい文字(8文字まで)を入力します(画面8)

エディタ画面8(画面8)※「行」の検索が出来るのはPB-1000Cのみ

エディタ画面9(画面9)

検索文字を入力して、[EXE]キーを押すとファイルの先頭から検索が開始されます。
該当する文字列がある場合は反転表示されます(画面9)
画面上の[next]を押すと、次の文字列を検索します。

エディタ画面10(画面10)削除指定はBASICのDELETE文と同じ

 行を削除したい場合は、画面上の[delete]をタッチします。
削除したい行を入力します(画面10) 。”5−”と入力すると5行目以降を削除します。
又、”1−4”は1行目から4行目までを削除します。

 エディタの大体の機能は説明しました。
BASICの時も”EDIT”と入力すれば、エディタが起動しBASICリストを編集できます。
この場合は右下の行番号表示の所が[run]になり、ここを押すとプログラムが実行されます。
その他の操作方法はテキストエディタを編集する時と同様です。


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