トホホ・ゲーム研究所


■ザ・検証

いきなり検証!「スペランカー」&「カラテカ」はクソゲーか?

 他のホームページや雑誌などでクソゲーと言えば必ずスペランカーが挙げられる。本当にクソゲーなんでしょうか?
私ははっきり言えます。「ノー」です。
記事を読んでみると、どうやら主人公の特異体質的な弱さが原因の様です。
でも良く考えると、あれで主人公が強かったら播磨灘みたいで全然ゲームになりません。
つまり主人公を極限まで弱くして、プレイヤーの緊張度を高めている訳なんです。
事実、同時期にプレイしたグーニーズ(FC/コナミ)は簡単すぎて、すぐ飽きました。
冒険モノの主人公は弱いんですよ。ピットフォール2(AC/セガ)の主人公も武器も持たずに冒険出るし(涙)
主人公の弱さで言えば、カンガルー(AC/サン電子)の方が上を行くと思います。
なんせ、カンガルー自体は足元位の所から落ちただけで死んでしまうのですから。あ、ゲーム自体は名作です。
ついでに(AC/PC-E/セガ)は、一発ペタンなのでエンディングまでには100回は死にます。こっちの方がかなり強烈だと思います。
私もスペランカーには苦汁を飲まされましたが、せまい空間にネタがゴチャゴチャしているのは見てて楽しいです。
確かに発光ダイオードは無駄だけど、スペランカーは「クソゲー」じゃなくて「名作」の分類に入ると思います。

 次にカラテカ(FC/ソフトプロ)ですが、当時、異彩を放っていただけでクソゲーと言うのはどうかと思います。
確かにお辞儀ボタンとか変な部分は沢山あるけど、私は実際に試合を見て作ったんだな・・と思いました。
少なくとも、イーアルカンフー(FC/コナミ)よりは緻密に作られていると思いますよ。まだオリから先へ進めないけど(爆)
原作のAPPLE II版も見ましたがデモがFC版よりも凝っていて(プリンスオブペルシャ並)、
とらわれの女の人が牛魔王(笑)恐さに仕方なく自分からオリに入り泣きじゃくる姿は、とても感動です。
音声合成だし、原作のカラテカもプレイしてみてはいかがでしょうか?


つづいて検証!「暴れん坊天狗」はバカゲーか?

 そもそも「バカゲー」自体、よく分かりません。
設定自体を奇特なものにすれば、意図的にバカゲーにできるのでしょうか?
そうではないはずです。
マトモに作ったモノが、どうしてもバカっぽく見えるものがバカゲーではないでしょうか?
私は、「忍者COPサイゾウ(FC)」がこれに当たると思います。(笑えますよ)
暴れん坊天狗はキャラはヘンですが、シューティングは至ってまともです。結構しっかりしてます。
シューティングとしては評価はせず、主人公が天狗のお面だとか人を喰っているみたいなパワーアップとか
そういう部分でしか評価していないのもどうかと思います。
たぶん、雑誌とかの影響もあるんでしょうね。
ってワケで、暴れん坊天狗はバカゲーandクソゲーではありません


さらに検証!「マインドシーカー」はクソゲーか?

 マインドシーカーは、その特異な内容の為にどうしてもクソゲー扱いされてしまいます。
でも、ちょっと待って下さい。
マインドシーカーは「超能力開発ソフト」で、ゲームではないのです!!
例えば、パッケージにある「後半はゲームモード。イベントに挑戦してレベルを上げよう。」と書かれていますが
ゲームならば、わざわざ「ゲームモード」なんて言うでしょうか?(トレーニングがメインだからだと思います)
つまり前半がトレーニングで、後半は練習問題だと言えます。
このゲームの本来の目的は、「超能力を引き出す」事です。
ゲームではない本ソフトにおいて、ゲーム批評と言うのは全く意味がないと思います。
(「計算ゲーム(FC/東京書籍)」をゲームとして評価するのと同じ)
ただ、テストプレイした人は、やはり超能力を持っているんでしょうね(笑)
何にせよ、このゲームは勘ではとても終了(トレーニング/ゲームモード)できません。
このゲームを終了出来た人は、堂々と友達に自慢して良いと思います
・・・という訳で、マインドシーカーはクソゲーではありません


もっと検証!FC版「スペース・ハリアー」は本当にクソゲーか?

 発売当初から移植失敗」のレッテルを貼られてしまったFC版「スペハリ」。
本当にクソゲーなのでしょうか?
結論から言うと、限りなくクソゲーに近いけどNOになります。
アーケードファンがプレイすると、のヘボさにかなり落胆する事でしょう。
しかし、これはアーケード版の移植ではなくて、セガMK3版の移植なのです!
断言は出来ませんが、画面構成や隠しコマンドなどがセガMK3版と似ている部分が多々あるので参考にした事は間違いないでしょう。
ですから、セガMK3版をプレイした人にとってはそれ程ひどく思わないはずです。
ちなみに私もそうでした。意外とBGMも頑張っています(ホンの少し)。
セガMK3版はアーケード版とはスピード感がないなど、少し内容が縮小されていますが
ハードの機能を駆使して、不可能と言われた本作品を原作イメージを損なわずに移植されたので紛れもなく「名作」だと思います。
ちょっと個人的な意見になってしまうのですが、やはりこういった移植モノは10数年経っても
当時の様な感動が得られるかと言うと、そうではないと思います。
事実、SS版のスペハリには何の感動を得られませんでした。
つまり、アーケード版しかプレイしていない人にとっては「YES」
ガMK3版もプレイした事がある人はかろうじて「NO」になるのではないでしょうか?

(とは言っても、原作<アーケード版>のネームバリューに縋っているのは確かですが・・・・)


検証!「デスクリムゾン」は「伝説のクソゲー」か?

 SS用のソフト「デスクリムゾン」「伝説のクソゲー」とされてあちこちで酷評され
プレミアショップでレア価格になってしまっているのですが、本当にそんなにヒドい出来なんでしょうか?
まず、飛ばせない社名ロゴですが全体的のロード時間が短いので、再プレイ時にもあまり気になりませんでした。
(試しに20回位連続プレイしてみました)
NEOGEO・CD「龍虎の拳外伝」「超人学園ゴウカイザー」の鬼のローディングに比べたら社名ロゴが出ている時間なんて
大した事ないです。
あと、セピア調のデモムービーは結構良い!と思います。確かに越前の声はキンキンしてますけど(汗)。
肝心のゲームですが、グラフィックも他のゲームと少し劣るだけでそんなにヒドくないと思いました(「レースドライビン」こんな感じでした)。
確かに難易度は高いです。私はパッドでのプレイですが、始めは開始2分でクレジットを使い切ってしまいました
しかし、AとXボタンを交互に押し、敵の出現位置を覚えればそこそこ進める事が分かりました。感覚的にはフツーのガンシューって感じでした。
色々不親切な部分が目立つこのゲームです。
確かにクソゲーだけど雑誌などの酷評に敏感になって、印象以上の悪いイメージを持ってしまう部分もあると思います。
ハッキリ言って、「伝説のクソゲー」はFCの「時の旅人」
これはどんなに凄い機種にリメイクされてもシステム変えない限りクソゲーでしょう。
もっとヒドいのは、バンダイが大昔にMSXで出した「機動戦士ガンダム」(知ってます?)。
ホワイトベース内のガンダムに乗るのに、落ちてくる鉄板を避ける設定に爆笑確実
って、ちょっと話がズレてしまったけれど、「デス様」は単なる出来の悪いソフトです。


検証!「アタックアニマル学園」はクソゲーか?

「アタックアニマル学園」…「スペースハリアーの紛い物」「スペースハリアーの真似」など
発売当初より酷評を受けてきた本作。プレイせずにクソゲー扱いしてはいないでしょうか?
実は私もそうだったのですが、実際にプレイしてみると、意外と良く出来ているのです。
電源ONしてまずで分かるのが、音楽の軽快さ。雰囲気が明るいので
「●ラゴン●エスト」とか「フ●イナルフ●ン夕ジー」などと違い、堅くならずに気楽にプレイできます。
3D処理についてはお世辞でも良いとは言えませんが、面のボスがコアラ番長(勝手に命名)だったりするキャラの奇抜さ
先の面を見たくなること必死です。
このゲームの主人公は「空飛ぶ女子高生」…。つまり「ギャルゲー」なのです。
ちゃんとギャルゲーファンのために面毎の着せかえの要素もあります。
ちなみにステージ1と2ではスカートの丈が微妙に短い等のマニアックな設定も、ギャルゲーで洗脳されている方にも満足仕様
主人公は「スケ番ノッコ」のクセして、着せ替えするなっつ〜の。(笑)
マニュアルの冒頭に書かれているストーリーの中の「アニマル学園連合」(敵)って何??
一切の説明が無いばかりか、説明書の半ページだけで済んでしまう陳腐なストーリーもゲームに華を添えます
実はこのゲームはあの天下の「スクウェア」が制作しているのです(発売はポニーキャニオン)。
このメーカは、名作「テグザー」をFCではクソゲーレベルに仕立て上げるなど散々だった時代もあります。
パッケージ等にも
「NEW TOPIA PLANNING/(株)ライフチェッカー」とあるだけで「スクウェア」の文字が1文字も書かれていない
ところを見ると、「こんなゲームの制作に参加したのを知られたくなかった」のでしょうか?真相は不明です。
本作もその時に出来たものでしょう。このゲームをプレイしないと「ぬるスクウェアファン」のままですよ!。
ぜひ、このゲームをプレイしましょうネ。(私の弟はこのゲームの新品を3本も所有しております ^^;)


検証!「同一タイトルの別バージョンについて」(Written by 776)

 ここ数年、同一タイトルのバージョン別販売を頻繁に目にする。
『ポケットモンスター』(赤・緑・青・黄色・金・銀・クリスタル)
『メダロット』(クワガタバージョン・カブトバージョン)
『遊戯王』(遊戯デッキ・城之内デッキ・海馬デッキ)
『シャーマンキング』(ふんばり編・メラメラ編)etc...

……とまぁ、列挙すればキリがない。
そして、これら全てに共通していえるのが、細かいデータなど若干の違いを除けば
見た目はすべておんなじなのである。

『ポケットモンスター』を例にとってみよう。
私は『ポケットモンスター(黄)』、いわゆる「ピカチューバージョン」というやつを
実際プレイしたことがある。その後友人(ポケモンマニア)宅で、赤・緑・青を
見せてもらったのだが、どれもほぼ同じ内容だったのだ。
聞くところによると、敵やアイテムの出現位置・エンカウント率などが違うそうだ。
…これみんな同じじゃないの?(ボソッ)」という私の呟きに対する彼の「全然違うYO〜!
という反論にはさすがに絶句してしまったが……( ̄▽ ̄;;)。
まさにたい焼きと大判焼き状態。
しょせん違いのわからない男にはゴ●ルドブレンドを飲む資格などないというのか…?(古っ)
私はこれらのソフトをシニカルな意味を込めて「ファミスタ的」と形容している(笑)

……おっと、論点が2pほどズレてしまったな。
話を戻そう。
これらのバージョン別ソフトには、通信ケーブルを用いたリンク機能がある。
どれもキャラクターやカードなどの相互交換や対戦などができるようになっているのだが、
ここで問題なのは、ゲーム単体のクリアは可能なのだが、これらのリンク機能を
使用しないとキャラクター図鑑(デッキ)が全て埋まらないようになっているのだ。

これは如何なものだろう。
ゲームをプレイするうえにおいて、そのゲームを極めたいというのはプレイヤーの心理である。
しかしこれらは「コンプしたかったら全部買ってね
ということを暗に述べているのではないだろうか…?

最近の携帯ゲーム機はこういったリンク機能を用いた「モバイル・エンターテイメント」
というものを推進しているそうだが、“娯楽の携帯性”というより
メーカー側の販売戦略が見え隠れしているような気がするのだが(笑)

……で、結論。
私に言わせれば、この販売形態自体がトホホである(爆)

※ かつてファミコンで発売されていた「プロ野球ファミリースタジアム」は、選手のデータや細かいバランス
  などが若干変更されているだけで、グラフィックやサウンドにはほとんど手が加えられていなかった。
  こんな調子で「'87年度版」「'88年度版」と毎年発売されていたのだから、ファンには(違う意味で)たまらない。


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