トホホ・ゲーム研究所


トホホ・ゲーム紹介・その4(31〜40)

(トホホ度は、100点満点です。多い程クソってますが、いいかげんな採点ですので気にしないで下さい)

31. ウィングコマンダー(SFC/アスキー/トホホ度99):いえぽんさんからのレポートです。

 このゲームは海外で作られたと思われるゲームで元はパソコンゲ−ムで、それを家庭用機に作り変えた物です。
このゲームはコンセプトと言うよりもっと根本的な時点から「おかしい」感じがします。
箇条書きにしても良いのですが、それをしてしまうと1冊の本が出来そうなので、普通のレビュー方式に致します。
まず、家に帰るとT君(仮名)パッケージを開けました。…そして愕然としました。それは異例とも言える分厚さ
T君に襲いかかって来ます。機体の構造から、戦術、キャラクターの性格、果ては架空の年表(数十年分)、
そして最後にセレクトボタン+他の各ボタンでパートナーと連絡を取り続けなければいけないのです。
(これらの項目を少しでもおろそかにすると地獄を見ます
 すでにおなかいっぱいのT君ですがこれは長い長い旅の始まりに過ぎませんでした。
 主人公は仕官学校を卒業し、最前線の戦艦に乗り込み、作戦指令を受け、戦場に赴きます。
訓練は一切ありませんでした。始めに言い渡された任務は「偵察」。これなら簡単そうです。…すいません、勘違いでした。
 普通、主人公が乗る機体と言うのは大概かなり強いものです。(例 ガンダムのアムロ)
しかし、このゲームでは相当弱い機体です。最前線なのに。(例 「ア・バオア・クー」に「ボール」で突っ込むような
当然、ジオングとのタイマンもあります。)まあ、当然と言えば当然なのですが、
更に輪をかけてしんどいのは、被弾することによってバルカンやミサイルが使えなくなってしまいます。
…確かにリアルを追求すればそうなんですが、いくらなんでもこれは辛すぎです。
 死にそうになりながら一面の中間地点まで来たT君は、このゲーム中最大の難所、「隕石地帯」に遭遇します。
 この隕石地帯、物凄い量の隕石が存在します。(それ自体は動かないのですが、自身の機体が動くので実質的にはかなりのものです)
そして、それに少しでもかすると機体は爆発、ゲームオーバーです。
 「うああああああぁぁぁーー!!」T君が爆裂しました。このゲーム、視点変更が出来ないこのゲームで、隕石を全てかわすのは至難の技です。
そしてその至難を、何度も何度も!、何度も!!何度も!!!何度も…「おおぉぉぉー」…!!
(時には10分近くも)凌いでいかなければ、クリアはありません。)
 そして戦闘の難易度はどんどん上がり、終いには「戦艦を沈めて来い!(護衛付き)」などの狂った指令が出ます。
そして遂行できないと「負けパターン」のステージに進んでいきます。(このゲームは1度勝ちパターン、
負けパターンが決まるとそれに突き進んで行く感じです)
 さあ、この地獄の果てに貴方が見る物は?(ちなみに勝ちパターンの最終面は「一人で敵の要塞を沈めて来い!(護衛わんさか)」、
負けパターンは「皆のために貴様が特攻隊になれ!(成功失敗に関わらず死が)」というステージです)
 このゲーム、ただの難しいゲームではありません。狂った設定、粋な会話、そしてクリアした際の安堵感…。
どれも貴方を満足させる事でしょう。

JUNより:ギャハハハ!「お腹一杯になってしまう」というのは設定がそれだけ濃いという事でしょうか。
      十数年分もある「架空の年表」がゲームに緻密に関わってきて読み飛ばせない等、異常な程に設定が細かいという事ですか?
      これはこれで結構辛いですね、実際に確認してみたいものです。(笑)
      最初の任務の例えが良いですね・・「ア・バオア・クーに突っ込むボール」みたいなものですか…まず生きて帰れない程の難易度なんですね。(笑)
      避けるのが一苦労の隕石地帯が10分も続くのはある意味「拷問」に近いものを感じます。(笑)
      しかも、被弾すると武器が使えなくなるというどうでも良い部分など、やたらこだわる設定や強引な程に高すぎる難易度はいかにも海外ゲームという感じがしますね。
      しかも、負けパターンの最終面の「皆のために貴様が特攻隊になれ!」ではプレイヤーはお国の為に散る!!
     すごいですねぇ。戦争心理を感じる事の出来るほどの仮想体験という感じでしょうか。
     このゲームはPC版が発売された時に、密かに憧れていたゲームだったんですが(所有のPCが非力だったんで見送り)、
     手を出さなくて正解だったんでしょうか。(笑)…目の前に置かれた「キムチ」のようなゲームですね(食べたくなっちゃう)。^^;


32. 太閤立志伝(SFC/コーエー(光栄)/トホホ度50):いえぽんさんからのレポートです。

このゲームは「豊臣秀吉」が一介の足軽頭から天下人へ成り上がる(その間に信長からの主命をこなす)SLGなのですが、
色々と誤った部分が見られます。
1.主命をこなすより、献上品(つまり賄賂)の方が信長の信頼度が上がる
いきなりですが、これには驚きました。自分が必死に軍馬を買い、他国の密偵をし、
敵を引き抜くよりも(その間に刺客に斬り掛けられたり…)、
たかだか茶碗やこんぺいとうの方が喜ばれた時は思わず天を仰ぎました
2.自分が後の「豊臣秀吉」(ゲーム開始時は木下藤吉郎)なのに粗悪品の横流しが出来る
全国には様々な鉄砲鍛冶屋や商人などの店がありますが、中にはインチキを扱ってる店があります。
そこで粗悪品をつかまされたりもするのですが、彼らと仲良くなっておくと、能力次第では「悪事」(爆)と言うコマンドで、
粗悪品を混入し、余った金を重複することができます。バレなきゃいいみたいです。
3.「自分は秀吉」なのに、人斬り街道を歩めます。
前述したように、身分が上がって来ると敵の刺客が襲ってきます。
彼らと戦って勝ったりすると現金が強奪出来る上にアイテムまで奪えます。
更に魅力が50未満の人間を斬ると、自分の魅力が上がります
本当にハマるとやめられなくなり、「百人斬り」や、剣豪斬殺などの鬼畜プレイが楽しめます
続編も出ていますが、「毒」が薄れた感じで残念です。
点数としては、評価が分かれるので50点としましょう。  

JUNより:ギャハハハ!毎度投稿ありがとうございます。読んで大爆笑してしまいました。
      調べてみると、発売元が超有名SLG「信長の野望」のコーエーじゃあないですか。
      献上品の方が信頼度が上がるなんて緻密なデータのコーエーSLGらしからぬ内容ですね。
      でも、鉄砲鍛冶屋等でのインチキ商品や「悪事」コマンドなんてブラックな感じがしていいじゃないですか。
      シビレされる感じがして面白そうです(笑)
      「刀狩り」の秀吉が悪事やって「人切り」!たまりませんなぁ、この要素。
      「Doom」とか敵兵に向かって銃を連射して殺すのと同様、非人道的ですが、
      ハマってしまうんですよね。かつての薬師丸ひろ子と同じですよね?(^^;歳がバレる・・。
      私にはどうも魅力的な要素の連続に思えてしまうのですが、トホホ・ゲームに飢えてる証拠でしょうか(笑)。
      私は何故か高度成長経済期の高倉健なんか出てそうなドス黒いヤクザ映画を連想してしまいます・・。


33. 対決!!ブラスナンバーズ(SFC/日本テレネット/トホホ度50):メカノイドさんからのレポートです。

格闘ゲームの歴史を塗り替えるほどのトホホなゲームです!

まずパッケージは漫画チックで、格闘ゲームのパッケージにはよくありがちな感じだと思うのですが、
パッケージを開けて即プレイしてみたら驚き!ある意味斬新なゲームです!
キャラクターはかなり個性豊かなのが揃っているのですが、なんと必殺技が1パターン…。
相手に密着してパンチかキックのボタンを押せば、ボーン!!と吹っ飛ぶだけです…。
コマンドとか一切いりません…。あとは攻撃を避けて、反撃したりする一般格闘ゲーム。

ストーリー性も全くなく、最後に現れた3人の謎のボスを倒せば即終了といった感じです。
しかもそのボスがイケてます!
1人目はなんと自分が操作するキャラクターの影と戦います!
2人目はアシュラ像みたいな怪物と格闘。しかも意外と強いです!
そしてラストはなんと、戦うゲームにはありがちな空中浮遊して、呪文かけてくる人間!
ちなみに僕は倒せませんでした…。なぜかというとハンパなく、めちゃめちゃ強いからです。

個性が強いゲームなので、好き嫌いがかなり別れるゲームだと思います。
私もプレイした気分は中途半端でした…。という事で50点にいたしました…。

JUNより:ギャハハハ!調べてみたら、キャラが全員「悪役」とは非常に個性豊かですね(笑)
      しかし自分の「影」がボスなんて、「手抜き」って言うか、「リンクの冒険」を思い出しました。(笑)
      ラスボスもアクションゲームには定番パターンのタイプで容易に想像が出来ますね。
      進化して複雑化していく過程の中で、簡単仕様になってるのもやはり「手抜き」と感じても仕方がないですね。
      これに8000円以上払ったら、精神的ダメージ大きいですね。それにしてもSFCって色んなゲームがあったんですね。(笑)


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