■トホホ・ゲーム紹介・その2(11〜20)
(トホホ度は、100点満点です。多い程クソってますが、いいかげんな採点ですので気にしないで下さい)
11. | ゴールデンアックス(PC-E/日本テレネット/トホホ度81) |
セガのアーケード作品の移植です。
「獣王記」もヒドかったのですが、CDロムロムで再現できるか心配しました。予感的中です。
ゲームを立ち上げると、当然の如くオープニング画面が表示されます。
日本テレネットなので、歌が入るのかと思いました。
プレイヤーセレクト、ストーリー紹介など、セガのゲームなのにテレネット色ビンビン!
肝心のアクションはと言いますと、アーケード版とは違ってチマチマしてます。
キャラの動きも小さいし、ぎこちないです。倒れても音すら鳴らない・・・・。でもBGMは良いです。
ゲームオーバーになっても、明るいBGMでもてなしてくれるので悔しくありません(笑)。
なんだかパソコンのアクションゲームを思い出させてくれました。
12. | フォーメーションZ(FC/ジャレコ/トホホ度94):田村顕治さんからのレポートです。 |
当時、高校生だった私はバイトをしてもその殆どをタバコかゲーセンに費やしていました。
デパート(勿論、ゲーム屋なんてない)に入りました。
久しぶりにファミコンのソフトを購入する気になった私はなけなしのバイト代を持って
どれにするかと長考の末、比較的外装箱のイラストがよかったそのクソゲーを購入しました。
喜び勇んで家に帰り、カートリッジを差して電源ON!『エッ!』
STARTしたその瞬間信じられない映像が目に入ってきました。
雲一つない人工的な青空。画面の6〜7割を占めている青空。
そして画面左下隅に構えている身長1〜2cmぐらいの一体のロボットが
横にスクロールしてくる赤い地面の上を滑っている。
しばらくその光景が続く。...おっ、ちょっと大きい石が見えてきた。
もしかしてAボタンで飛ぶのかな?
エイッ!...チュド〜ン!!!タイミングが遅れた自分を責めないわけではないが
石でこけてロボットが死ぬか!?
それが初めてのクソゲーとの出会いでした。
(6800円だったと思う)今ではPSやSSの廉価版が2枚は楽に買えるのに!!
JUNより: なかなか面白い体験談ですね(笑)
私もこのゲームでタイトル画面から、楽しいはずのゲームで何故か孤独感を感じ、
物は壊れやすいという事を知りました。
未だに1面の海を越えた所でやられてしまいます。あれほど、燃費の悪く弱いロボットはいません。
13. | うる星やつら・ラムのウェディングベル(FC/ジャレコ/トホホ度90.5) |
あ、またジャレコだ(笑)
たぶん、アニメのファンでこのゲームを買った人は、さぞやがっかりした事でしょう。
何せ、アニメの知識ゼロで楽しめるゲームですから(笑)
ゲーム内容は学校の最下階にいるラムを操作して、最上階のUFOまで辿り着くものですが、
どういう訳か下から火の海が来ます。火の回りがメチャ早いです。
又、何故、敵がラムを襲うのか分かりません。
しかも、この学校は廊下に穴が空いている程の荒廃ぶり。
極めつけは、制御の効かないジャンプ。これのおかげで結構、穴に落ちたりします。
そもそも、ラムって空を飛べるんじゃないの?
結局、キャラとBGMだけが「うる星やつら」みたいね。
14. | 機動戦士ガンダム・MSフィールド(MSX/ファミリーソフト/トホホ度94) |
このゲームはモビルスーツ同士で戦わせ、勝って得たお金でモビルスーツをチューンナップしていくというもので、
ファンから見ればとても面白そうに思うでしょう。
ところが、実際はそんなに甘くありませんでした。
ゲーム中は全ての操作をコンピュータが行う為にプレイヤーは関与できません。
どうやらコンピュータは「やる気」がないらしく、30分経っても決着しません。地獄です。
しかも選んだ面によって障害物があったりして、なかなかモビルスーツ同士が接近出来ません。
せっかくのモビルスーツも画面上ではチビマリオ程度の大きさ(スーパーマリオ)なのも、
こちらの「やる気」が半減する要因でしょう。
でも一番びっくりしたのが、ゲーム以外はBASICで作られているという事です。
私はリストを改造し、最強のモビルスーツを作りましたが
相変わらず、1試合には30分位かかります(笑)。
音楽がのんびりしていて、マヌケっぽいのもポイント。
そこでワンポイント・アドバイス。
ゲームが始まったら、すかさずチャンネルを変えてTV番組を見てましょう(笑)
15. | グレイテスト・ドライバー(MSX/T&Eソフト/トホホ度89) |
あ、最初に言っておきますが、T&Eソフトはゴルフゲーム専門メーカーじゃありません(笑)
昔はパソコン・ソフトメーカーの大御所で、ゲーム内容もある程度保証されていたので
まさかこんなゲームを作るとは思いませんでした。
ディスクを入れて電源ON。社名ロゴの後のT&E入魂のオープニング・デモ。
あまりの出来のよさに、この時点では「買って良かった」と思うでしょう。
しかし、入魂したのはここまででした。
入念のセッティングの後、いざレースへ・・・・・。そして、メイン画面を見て思わずビックリ!
2人プレイの為に画面は分割され、画面の6分の1程しかないレース画面。大きなタコメータ表示。
レース画面は変化に乏しく、見た目はそんなでもないのによく滑る曲がり角と看板くらいしかないので
現在、コースの何処を走っているか全然分かりません。また、すぐ故障するクルマ。
このゲームでは2人同時プレイが前提なので、1人(1P)プレイ時でも2人目(2P)の車が表示されています。
当然、2Pの車は操作されていないので画面上に止まったままになります。
何が言いたいかと言うと、
1人プレイ時、1Pは2Pの車を避けて走らなければならないのです。
ちなみにしばらく走らないとタイムオーバーになりますが、操作不能になるだけで車は放置されたままです。
あと、対向車にぶつかった時の自車のやられパターンは2つしかない(前向きと後向き)ので何が何だか分かりません。
連続してクラッシュすると、もうパニック。
もちろん、このゲームにはBGMはありません。F1はエンジン音がBGMになるんです(笑)
まさにグレイテスト・・・・・。
このゲームに7千円近く払って、「騙された」と思った人もいるのでは?
16. | DARK EDGE(アーケード/セガ/トホホ度60):ゆうたんさんからのレポートです。 |
3D格闘の原点!!
そう、このゲームは、あのバーチャの生みの親といっても過言ではありません。
ストII'Tubro・餓狼2が盛り上がる中、衝撃的に現れました(1993年)。
この時点で既に、(レバーによる)奥行きのシステムを導入し、画面を縦横無尽に動き回れます。
さらに、射撃の要素をくわえ、今にない独特のシステムを組み上げております。
画面もサイバーな25世紀を意識した作り、個性的なキャラ...etc。
・・・と書くと、面白そう?ですが、実際かなりトホホです。
比較的自由度が高い代わりに、操作がわかりずらく、
技のコマンドがシンプルなものの当時のプレイヤーは見向きもしなかったという・・・。
もうほとんど、見かけなくなりましたが、一遊の価値あり!
ちなみに、わたしは"ガライアス"使いでした(って、わかる人は、ま・に・ぁ)。
(投稿者 ゲームまにぁ主義 "ゆうたん")
JUNより:アーケードでクソゲーとは致命的ですね(笑)
メーカーが実績のあるセガだけに痛い・・・(涙)。
私はこのゲームをプレイした事はありませんが、見てみたい気がします。
やはり、斬新なものは最初は素直に受け入れられない・・・という事でしょうか?
17. | 姐さん(PC-E/NECアベニュー/トホホ度93) |
やはりコレも美少女モノでしょうか?
起動直後、セピア調な画面と共に昔の写真が数点表示されます。
普通のゲームと思いきや、妖怪の様な女性と共に「なめとんのか!こら」の声。
そう、これはレディースのゲームなのです!
この後登場キャラクタの紹介があるのですが、どれもホラー漫画顔負けの迫力!
BGMも音楽と共に「いいかげんにしろ!」とか警察の無線なんかが流れてなんか恐いです。
ゲーム名が「姐さん」なのに、タイトルが「姐」しか書いてないのも気になりますし
「題字〜」とあるのも妙に笑えます。
ゲームはファイナルファイト系のアクションゲームです。
これだけで説明出来ちゃうのも困り者ですが(笑)
プレイするステージが選べるのですが、
選び間違えると地獄の様な難易度でお手上げです。
あ、ちなみにお約束どおり、全体的に難易度高いです(笑)。
キャラクターは3人登場し、1人が倒れたら次のキャラが登場します。
ただし、ステージの最初に戻されてしまうのには涙するしかありません(涙)。
油断すると、2スクロール位でやられる場合があります。
一応、多段コンボがあるのですが、効果音がPCエンジンの音源でショボショボ。
おまけにやられた敵が水平に飛ばされるので結構笑えます。
漫画の世界を実際にやってみたらこうなるのでしょう。
さて、このゲームには「タイマン勝負」という対戦モードがあります。
ボタンを多く連打した方が勝ちというものですが、連打すると変わるキャラの顔には絶句。
うしろの百太郎もビックリしまス!
たった1回だけで終わってしまうタイマン勝負はかなりあっけないです。
こだわりのPC-Eソフトの証として、青木通販部という所にレディース衣装協力してもらっているのですが、
ゲームキャラが小さいのであまり違いが見えません。
何より、このゲームが売れると思ったNECアベニューのプロデューサーには感服します。
18. | F1道中記(MSX/ナムコ/トホホ度95) |
「なんじゃこりゃ〜!」(by
松田優作)これが第一印象でした。
ナムコのゲームと言えば、ある程度面白さが保証されている所があるのですが
このゲームはどちらかと言うと「ハズレ」にあたるでしょう!(断言)
まず、F1カーで高速道路を走って日本縦断するというぶっ飛んだ設定に脱帽!
しかも、肝心なレース画面がショボショボ。
同社のファミリーサーキットよりかなりヒドイです(ファミリーサーキットにはそれなりの面白さがあった)。
10年位前の自作ゲームの様に感じます。
それと、敵F1カーと自車には当たり判定はありませんが高速道路を走る一般車には当たり判定があります。
たまにウィンカー無しで平気で車線変更したりするので要注意です。
ロードファイターかいな!
さらに、各コースつながっているので(エリアになっている)休みがなく、非常に長く、疲れます。
このゲームの良い点と言えば、レース後にお姉さんが出てくるという事ですかねぇ。
何か美少女ゲームのノリですね。まったく〜〜〜!
19. | バスタード(SFC/コブラチーム/トホホ度90) |
まず、パッケージのグラフィックに騙されます。
「こんなに綺麗な絵のゲームは良いゲームに違いない」
これに騙される方は結構いるとは思いますが、本当に絵が良いだけ!
ゲームを立ち上げ、イヤな予感をさせるおざなりなストーリーモード。
メッセージ表示の文字がヤケに大きいので、かなり安っぽいです。
さて、ゲーム画面。
3Dなのですが、ダイナミックに意味無くスクロールする背景。凄いです。
完全に惑星の自転を無視してます(笑)
ここでやっと気が付くのですが、なんと「シューティング」なんです!
当然、ただ弾を向こうの敵に当てるだけではなく、
スペルコマンドを入力する事によって必殺ワザも出せます。
このスペルコマンド、ただものではありません。
スーファミパッドの右側の4つのボタンを「火・風・地・水」に割り振り、
これを四の時になるように入力する等、ややこしい事この上ないです。
不安定な連載の原作と同じく、何だか分からないゲームでした。ああ、合掌。
20. | 源平討魔伝(FC/ナムコ/トホホ度95) |
「親の七光り」とは、このゲームの様な事を言うんでしょうか?
原作(業務用)の多重スクロール、キャラぐりぐり等は何処かへ言ってしまい、180度アレンジした内容になっています。
聞いてビックリ、コンピュータボードゲームなのです!
「ああ、桃太郎電鉄風か〜」と思われる方も居るでしょう。全然違います。
なんとコンピュータゲームをボードを使って進めていくのです!なんて画期的な内容なんでしょう!(怒ひしひし)
まず、画面の指示に従って、神器チップ(紙製)をマップに置いていきます。次にプレイヤーのコマ(メタルフィギュア)をスタート位置に置きます。
そしてゲームで各国の城主を倒して国を制圧したらチップ(制圧した印)を置いて、
目的地の鎌倉まで行って「源 頼朝」を倒すのですが、全体的にやる事が少ないのです。
基本的な流れは、徳を上げ、レベルを上げ、城主を倒していくだけ。
多人数プレイでは主人公と魔物側に分かれているものの、呪文を使うには「呪文カード」を使います。
コンピュータ処理させないで、あくまで手作業です!(笑)
多人数プレイを前提にしていてプレイ時間が長くありませんので、1人プレイでは寂しい・物足りない感じがします。
コンピュータゲーム部分を見てみますと、まずBGMがヘボイのです。コナミとかと違って、音に張りがないんです。
なんかファミリーベーシックで作ったみたいな感じかな?
次にグラフィックが超ヘボイ。原作の綺麗で少しホラーっぽい雰囲気は何処へやら・・・マヌケ感さえ感じます。
特に頼朝のペシペシ(見れば分かります)には笑えました。
こんなにコンピュータゲーム部分がヘボくては、多人数プレイに燃える訳がありません。
FCで原作の雰囲気を味わいたくて買って失敗した人(いないと思いますけど)は
迷わずコナミ「月風魔伝」を買いましょう。こっちの方がよっぽど良く出来ています。
ナムコとコナミの技術力の差が出てしまった作品だと思います。
「月風魔伝」の方が先に出たので、源平ファンは「紛い物」と思われた方もいるでしょう。
しかし、純正FC版がコレでは、紛い物を誉めざるおえません(と言うより月風魔伝は本当に良く出来ています)。
ご意見ありましたらVYU04421@nifty.ne.jpまで