CASIO PB-1000 FOREVER!

PB-1000/Cオプション紹介(Options)


Interface Box FA-7
FA-7本体 FA-7(接続状態) FA-7カセットインターフェイス部分

 昔(と言っても大昔?)のコンピュータの補助記憶装置と言えば、データレコーダー(要するにテレコ)が主流でした。
フロッピーディスクドライブ(FDD)ともなれば十数万円もしたものでした。その後、FDDの価格がどんどん下がって行きましたが、
それでも高価な周辺機器でした。データレコーダはユーザーにとって、もっとも身近な周辺機器でしょう(メディアのカセットテープも安価ですし)。
もちろんPB-1000でも、データレコーダーを使用できます。データレコーダーを使用するのに必要な周辺機器が、
この「インターフェイスボックスFA−7」です。

 FA−7にはカセットインターフェイスの他に、RS-232C・プリンタインターフェイスが搭載されています。この辺が「インターフェイスボックス」
なんですね。PB-1000にFA-7を接続すると上写真(中)のように一体型になります。ファイルのセーブの際、デバイスにテープを指定出来る様に
なります。上写真(右)がFA-7のカセットインターフェイス部分です。左からPHASEスイッチ・リモート端子・マイク端子(録音)・イヤホン端子(再生)です。
PHASEスイッチはロードが上手く出来ない時に極性を反転させるものです。リモート端子はデータレコーダーを操作するためのものです。
このリモート端子によってPB-1000本体からデータレコーダーを操作出来るんです!
本体の命令によって、データレコーダーが動いたり・止まったり・・。
コンピュータ用のデータレコーダでは当たり前の事なんですが、私はこれを初めて見た時にちょっと感動しました。


Micro Floppy Disk Box Drive MD-100(MD-100A)
MD-100本体 MD-100(接続状態)

 カセットテープは確かに身近なメディアなんですが、30KBものプログラムをセーブするのに30分近く掛かってしまいます(涙)。
これでは制作途中のプログラムを手軽にセーブ出来ません。しかも読む込み途中でエラーが発生しないとも限りません。
カセットテープはメディアが安価なのですが、信頼性の面では今イチなのです。
そこでフロッピーディスクの登場です。フロッピーディスクは始め8インチや5インチ等の大きくてペラペラしたものが主流でしたが、
技術改良により少し頑丈な3.5インチ(その大きさからマイクロフロッピーディスクと呼ばれています)のものが出てきました。
どのサイズを採用しているかは各メーカーのパソコンによって変わりますが、MD-100では3.5インチ1DDを使用します。
おそらく持ち運ぶ事を前提としているので、(ディスクドライブのスペースの都合により)ディスクもサイズが小さくてはならなかったり、
少し頑丈で無ければならないと言う点から3.5インチタイプのものを採用したのでしょう。
PB-1000/CにMD-100を接続すると、セーブ時のデバイスにディスクドライブを指定できる様になります。
また、ディスクを管理する「ディスクメニュー」も使用出来る様になります。
このディスクドライブ、ディスク使用時の音が非常に静かなんです。これを使い慣れている人が最近のパソコンのディスクドライブの音を聞くと
ディスクが壊れるんじゃないかと思う程です。価格が高い分(約39,800円)、良い部品を使っていると言う事でしょうか。

ただ、悲しい事に1DDなので販売しているショップは殆どありません。2DDを代用しましょう。

 又、MD-100にもRS-232C・プリンタインターフェイスを搭載していますので、新たにFA-7を購入する必要はありません。
MD-100Aはマルチ言語ポケコン「AI-1000」が発売されてから、 MD-100の説明書にAI-1000に関する記述を追加してある以外は
MD-100と変わりありません。


Plotter Printer FP-100
FP-100本体 FP-100(用紙トレイオープン状態) FP-100(ペンセット部分)

 FP-100は、PB-1000専用のプロッタプリンタです。プロッタプリンタはインクジェットプリンタや熱転写プリンタとは違い、
専用のボールペンを持たせて紙に書かせるもので、CADなどの分野で活躍しています。
プロッタプリンタには紙を固定してペンを動かすタイプと、紙を上下に動かしペンを左右に動かすタイプがありますがFP-100は後者です。
FP-100で使用するペンは専用のボールペンを使用し、4色(黒・青・緑・赤)を同時にセット出来るようになっています。
ボールペンをセットする部分は拳銃のリボルバーの様になっており、PB-1000からのコマンドによって回転して使用するペンを選択する様に
なっています(上写真右)。私はこれに思い切り感動しました!凄いハイテク!!(大げさかな?)
 プロッタプリンタはペンを使って書くので図形を書くのは適しているのですが、プログラムリストの印刷は苦手なようです。
30KB程度のプログラムを印刷するのに4時間以上掛かってしまいました(苦笑)。1文字1文字丁寧に書いている姿は
何とも健気な感じもしてきます。
FP-100はプログラムリストの印刷は苦手ですが、プログラムを印刷するのに便利な機能(行の2行目から少し印刷位置をずらして印刷する)や
ロールペーパーも使用できる様になっています。価格が約49,800円と高めですが、PB-1000のフルセットを目指しているのなら外せない
周辺機器でしょう。


32K BYTES MEMORY RP-32

 PB-1000/C・AI-1000用の増設メモリです。PB-1000/Cでは増設RAM無しの状態ではオールリセット後3072バイトしか使用できません。
これでは十分なプログラムを組む事が出来ませんので、この増設RAMは必須とも言えるでしょう。
この増設RAMを取り付けると、40KB(システムエリア含む)になります。


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