ウォッチマン・水道管デジプロトミー/ウォッチマンデジプロ・シリーズ/1982年頃
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このゲームの「ネズミが出てきて水道管を囓って、パイプマンがそれを修理する」と言う内容は、 どう考えても「フリスキートム(日本物産)」の内容に似ています。やはり電子ゲームには最適な題材だったのでしょうか。 「フリスキートム」は既にバンダイからFLゲーム機として発売されており、その完成度の高さから「名作」とされています。 さて、この「ウォッチマン・水道管デジプロ」はどうでしょうか? このゲームは、「ウォッチマン」と言う腕時計式の電子ゲーム機で発売されていたゲームをハンディタイプ機に 移植したものです。内容は腕時計式と変わりありません。ゲーム以外の機能もそのままです。 |
ゲーム内容ですが、元々が腕時計式のゲームだけに「フリスキートム」を簡略化されています。 ゲームが始まると、ネズミが現れて水道管を囓ります。囓った所から水が流れ出してしまいますので、 パイプマンを動かして、水道管を修理します。パイプマンを水が流れ出しているパイプの所に移動させると、 自動的に手を振り上げて修理を開始します。その場に立ち止まらせて、水道管を修理すると5点加算されます。 ネズミは時々、オシッコをかけてきます。パイプマンに当たると2秒間動けなくなってしまいます。 表情からしても、本当にズル賢いネズミです(笑) 水道管から3滴出ると、大ピンチです。早く修理しましょう。この状態でしばらくすると、床に1滴落ちてしまいます。 水滴が床に落ちるに従って、水位が上がります。6滴落ちると、パイプマンは溺れてしまいゲーム終了になります。 この時、ネズミは嬉しそうにパイプマンの上をピョンピョン飛び跳ねてます(笑)。憎たらしい演出で感動しますね(笑)。 このゲームは内容的にはとても良いと思うのですが、どうもプレイヤーの動きが遅いのです。 修理の度にパイプマンが腕を上げたり・下げたりしていて、下がった状態でないと移動出来ないのと、 ボタンが押しづらいのが原因でしょう。非常に惜しい所です。・・とは言え、 腕時計式のウォッチマンでここまでやればOKでしょう。 私は画面が大きくなったのだから、もう少し豪華にして欲しかったと思うのですが、皆さんはどう思われますか? |
このゲームは上のゲーム解説の通り、「ウォッチマン」と言う腕時計式の電子ゲーム機の同名ゲームをハンディ化したものです。
「ウォッチマン」はキッズ向けの腕時計で、液晶画面も時計部分よりもゲーム部分の占める割合が多いのが特徴です。
アラームやストップウォッチ機能も付いていますが、アラームは10秒間くらいしか鳴らないし、ストップウォッチは1秒間単位でしか計れません。
エポックのポケットデジコムよりはマシかもしれませんが(笑)。
トミーでは液晶ゲーム機を「デジプロ」としている機種が多く、
「ウォッチマン・デジプロ」の他に「デジプロ3000」や「プログラミング・デジプロ」と言った機種などがあります。
「ウォッチマン・デジプロ」はウォッチマンの「ボーリング」を除く殆どのゲーム(「プロレス」「ゴルフ」等)が移植されていると思います。
又、使用電池もボタン電池では無く、単4電池2本を使用しています。