ゲームロボット九(GAME ROBOT KYUU)タカトクトイス/1982年頃
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ゲームロボット5(GAME ROBOT FIVE)タカトクトイス/1982年頃
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| 1980年前半に一大ブームを巻き起こした「電子ゲーム」…。その魅力とはいったい何でしょうか? 私は「個性」だと考えます。「円くて黄色い形のヤツ」や「レバーが2本あるヤツ」 「2画面あって橙色したドンキーコング」の様に、本体の「形」からのイメージが先行するのが特徴で、 TVゲームと対称的だと言えます。制作者サイドでも「いかに個性的に造るか」がカギとなっていたので しょう。このサイトで既に紹介したゲームの中でも(先の例えで取り上げた)「パックマン(トミー)」 「クレイジークライミング(バンダイ)」のような独創的で業務用筐体に迫るモノなど、 個性的な本体デザインをしたゲームが沢山ありました。それが電子ゲームの魅力でもあり、 思い出に残る要因の1つとなっているのです。 さて、個性的な電子ゲームの中に、デジタル表示部分が一切無い「光」だけを扱ったゲームがありました。 今回紹介する「ゲームロボット九」「ゲームロボット5」も、その分類に入るのですが、 当時はこういった手法のゲームは数少なく、悪く言えば異端児的、良く言えば斬新かつ意欲的に 感じられたのでした。 実は「サイモン」や「サイコム」(共にヨネザワ玩具)という同様のゲームがありますが、 こちらは現在でも部屋の隅に飾って置きたいようなインテリアになる素晴らしいデザインでした。 しかし「ゲームロボット〜」は、いかにも「テレビまんが」に出て来る「超高性能メカ」のような、 非常に玩具らしいデザインなのです。(笑) |
そして、この玩具らしさが当時の子供達に「斬新さ」と「親近感」を与えたのです。 このゲームには「商品名」にも特質すべき点があります。当時の電子ゲームでもタイトル の後ろに数字が付く事はよくありました。現在のTVゲームと多少意味合いが違い、 収録ゲーム数を指す場合が多かったのですが、このゲームの場合は「アラビア数字」の 「9」ではなく「漢数字」の「九」が用いられているのです。 これまたテレビまんが的でカッコイイ! 「ゲーム」に「ロボット」、アーンド「九」と子供がシビれるワードのオンパレード!(笑) そういえば、当時の電気機器にはどれも商品名に「マイコン」が付いていました。 「マイコン」は当時の最先端の技術かつ流行語であり、「パソコン」も「マイコン」と 呼ばれていました。(マイコンには「マイクロコンピュータ」「マイコンピュータ」の2つの 意味がありました) 子供にとってコンピュータやロボットは憧れの的だったのです(この項より子供達の 「遊び」の主力は電子ゲームを始めとするコンピュータゲームへと移行していきます)。 そういった意味で子供の興味をそそる名前を付けたメーカーに感服します。 ちなみに私は当時、この機種に対しては単なるゲーム機ではなく、プログラム出来る ようなコンピュータ的イメージを持っていました。実際は単なるゲーム機でしたけど(笑)。 今回はそんな個性的な電子ゲーム「ゲームロボット5&九」を徹底紹介したいと思います。 まず最初に…実際にゲームを手に入れてから分かったのですが、収録ゲームの 幾つかは付属の「レイアウトシート&チップ」を使用するのです。コンピュータがゲームを 管理し、それに従ってプレイヤーがシート上のチップを動かす形でゲームを進行 させます。ちょうど(忌々しい出来の)ファミコン版「源平討魔伝」の様な感じです。 まぁ、「ゲームロボット〜」の場合は原作をほとんど無視した移植に、 理解を苦しまなくて良い分だけ素直にプレイ出来ますけど(苦笑)。 9ゲーム(又は5ゲーム)が収録されており、表示系も「光るボタン」のみですので 手探りでゲームを覚えるのには限界があります。よって取扱説明書は必須です。 中古品を購入する時はこれらの添付品の確認を忘れないようにしましょう。 (レイアウトシート1枚,ルーレット用チップ40個,野球ゲーム用コマ青3個赤3個付属 しています。) |
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電池を本体にセットして電源を入れると、ブザーと共にプレイボタン([1]〜[9]のボタンの事で左上から時計回りで配置されるのが謎です
^^;)が
右回りで点滅していきます。ゲームを選択するには、点滅しているボタン(最初は[1]ボタン)を[セレクト]ボタンを押して
移動させてから[スタート]ボタンを押します。それぞれボタンの番号に対応したゲームが開始されます
たまに[セレクト]ボタンを押しすぎて、プレイしたいゲーム番号を通りすぎてしまうのがタマにキズですね。(^^;
(ゲーム選択の段階で何らかの説明が必要な気がするのは私だけでしょうか…。
^^;)
ゲーム1・「オルガンをひこう! | 面白度★★ |
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これは「ゲームロボット九を電子オルガンにしちゃおう!」というモノです。 プレイボタンの「1」〜「9」が、それぞれ音階の「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」「ド」 になっており、押すとボタンが光り対応した音が鳴ります。 携帯電話の着信音の作成というのが大人の使い方でしょうか(苦笑)。 ボタンの配置が特殊なので演奏しづらいのがタマにキズですけど……。 そもそも「電子オルガンってゲームじゃないじゃん!」とツッコミをしたくなる方もいるでしょう(^^;)。 しかし、「音楽演奏」も立派な遊びなのです。皆さんも幼少の頃、学校のオルガンの鍵盤を 無造作に押して遊んでいた時期があるでしょう。演奏出来る出来ないは抜きにして、コンピュータと 同じ双方向性…つまり自分が鍵盤を押せば音が返ってくる(自分の命令を理解して応答してくれ る)楽しさがここにあったのです。 電子ゲーム本にも何故か「ポケットドレミカル」という電子オルガンと時計機能を盛り込んだ 電卓(鍵盤配置したキーが特徴)が掲載されていました。当時はどう考えても電子ゲームじゃ ないのに…と思ったものですが、こういう理由があったのでしょう。 でも、好奇心旺盛な子供達の前ではやはり物足りないのでした。 今見ると「水増し」感が拭えませんなぁ(苦笑)。 |
ゲーム2・「作曲しよう」 | 実用度★★★ |
このゲーム名を聞いてピンと来た方は勘がスルドイ!(笑)そうです…「オルガンを弾こう」と関連しているのですが、
こちらの方は曲を記憶して自動演奏出来るようになっているのです。イマイチ、ピンと来ない方でも、
ファミコン用の周辺機器として発売された「ファミリーべーシック」の「ミュージックボード」を思い出して頂けるとわかると分かると思います。
画面上に音符(「ド」「レ」などの記号)を書きこみ演奏させるこの機能に、当時自動演奏に夢中になった方もいるのではないでしょうか。
(とは言え実はファミコン本体と同等の価格なので、買って貰えた人は少なかったのです。
←自分でもちょっとツッコミ ^^;)
「ゲームロボット九」の「作曲しよう」も大体同じです。
ゲームをスタートさせたら、「1・オルガンをひこう」と同じ要領でプレイボタンを押していき、ゲーム機に音符を記憶させていきます。
プレイボタンを押して音符を入力し、8分音符を入力する時はその後に[8分音符]ボタンを押します。([8分音符]ボタンを押さない場合は
4分音符扱いになります。(ちなみにこれ以外の2分音符や16分音符等は入力不可デス!^^;)
1拍休ませたい(4分休符)時には、[1拍休み]ボタンを押します。尚、[8分音符]ボタン、[1拍休み]ボタンを押した時はボタン確認音として
"ピコッ"と鳴りますが、実際には演奏されません。演奏させたい時は[ロボット]ボタンを押します。演奏終了後、[プレイ]ボタンを押せば追加で
音符を入力出来ます。[連続(∞)]キーを押すと繰り返し演奏が行え、[ロボット]ボタンで演奏を中止する事も出来ます。
以上がこのゲーム説明ですが、適当にボタン入力して演奏させた時に限って、意外と面白かったり名曲だったりするんですよね…。(^^;)
でも、そういう時に限ってどの音符を入力したか覚えていないので2度と聴く事はなかったりします。(ぐはぁ^^;)
休符も入れて50音まで記憶出来ますが、入力した音符を変更したり出来ませんので、紙に音符を書いてから入力する方が良いでしょう。
(楽譜が無いと音符の長さが分からないので作曲する時は、この作業の繰り返しになります
^^;)
「作曲しよう」で同じ電子ゲームの「パクパクマン(エポック)」のクリア時のファンファーレを演奏しよう!(何故パクパクマン…^^;) |
入力後、[ロボット]キーを押して演奏してください。あ、ゲームロボット九用のオリジナル曲がありましたら、是非くださいっ!(完全に他力本願寺モード^^;) |
しかし、苦労して入力した曲がゲーム機から流れれば、例えサンプル曲でも感動するものです。
ああ、これって昔、雑誌に掲載されているプログラムを必死にパソコンに入力している姿に似てますねぇ。
(これはこれで苦労して入力して実行しても1度目は動かずに、エラー探しに必死でしたが(^^;)
「電子オルガン」や「作曲」等のようにゲーム性が薄いゲームが収録されているのには、当時ではパソコンやTVゲーム機などで
作曲ソフトが発売されていた現状がありました。それを考えるとあながち違和感を感じる事ではないかもしれません。
遊んで(使って?)みた感想としましては最低限の機能ながらもなかなか良く出来た作曲ツールだと思います。
これを使えば眠っているクリエイター魂が掘り起こされるかもしれません。飽きも早いかもしれませんが、
興味本位で遊べる分だけ、ある意味教育玩具と言えるかも……。
あ、でも他に面白いゲームが入っているから遊ばなくなるだけかな?(今回はツッコミすぎだなぁ^^;)
ゲーム3・「光と音を追いかけろ」 | 記憶力アップ度★★★ |
3つ目は記憶力ゲームです。ゲームが始まると、ブザーと共にプレイボタンのどれかが 光ります(ロボットからの出題)。プレイヤーは光った通りにプレイボタンを押すのです。5秒以内に ボタンを押さないとミサイルを発射した時のようなボヒョヒョヒョなる音(笑)が鳴って即効ゲーム終了 になります。多分勘のスルドイ方はお気付きかもしれませんが、押すボタンはゲームが進むに 従って増えていきます(笑)。基本はゲーム&ウォッチの「フラッグマン」と同じですね。 と言うより、この手のゲームは沢山あってどれがオリジナルか分からない状況になっています。 現在のゲームでもミニゲームとして取り入れられている等、もはや定番となっているのです。 8個間違えずにボタンを押せた場合、ファンファーレ(No.1)が鳴ります。 ゲーム1&2では音楽の演奏ばかり行っていたのでやっとゲーム音に巡り会えた感じがした ばかりか、ファンファーレに合わせてプレイボタンも光り、「よくやった。だがまだまだじゃ」と言われ てる感じがして、やる気が起きます。そんなプレイヤーの意を反映してか、コンピュータの 出題時間はファンファーレを境に速くなっていきます。ボタンを16個、24個押す事が出来ると それぞれ別なファンファーレ(No.2、No.3)が鳴ります!17個目からは1度だけミスを見逃して くれます。32個でファンファーレ(No.4)が鳴ってゲーム終了!ついにコンピュータが根を挙げたって 感じですね。 このゲーム機、上記の様に4種類のファンファーレが用意されているのですが、どれも名曲揃い! しかもランプの光り方までファンファーレ毎に違うなんてニクイ演出です。(^^;) 確かに定番のゲームですがランプと音で賑やかに演出しているので退屈しません。 押し間違えた時の音には「ビクッ」っと来るのでドキドキヒヤヒヤ感もあります。 今だったら子供と一緒に遊ぶと自分も楽しめて良いかもしれません。 TVゲームほど刺激的じゃないし、幼児だったら知恵が付きそうな感じがしますしね。 あ、紙に書きながらゲームを進めていけばクリアは容易ですが、これは良心の奥底にしまって おきましょう。(^^;) |
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ゲーム4・「3つの暗号をさがせ」 | 記憶力アップ度★★ |
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このゲームはコンピュータの考えた3つの数字を当てるゲームです。 ゲームが始まったら、プレイボタンのいずれかを3つ押レます。 数字が1つ当たっている場合は音と共に[1]のプレイボタンが3回点滅し、 プレイヤーに知らせてくれます。 2つ当たっている場合は音と共に[3][5]が交互に点滅します。 ランプが点滅せず、ボヒョヒョ音(実は「ブービー音」という名前が あります ^^;)が鳴った場合は入力した数字が1つも当たっていない事を 意味します。 はたしてあなたは何回目でコンピュータの考えた数字を当てる事が出来 ますか?……ちなみに取扱説明書を見ないでプレイしたところ、全く意味が 分かりませんでした(苦笑)。 ケン「●●ホテルはどこ?」ボブ「私の叔母は56歳です。」の様なお互いの 意志が通じない異国人と私…そんな感じを受けました。←意味不明(^^;) 従って説明書をよく呼んでから遊ぶようにしましょう。遊び方が分かってしま えば、実に簡単なゲームだと分かるんですけどね(笑)。 回数制限が無いのでゆっくりじっくり遊べます。当たるとファンファーレが 鳴り、ランプも点滅して祝福してくれます。 |
(このゲーム機全体に対して言えるかもしれませんが)こういうゲームって非常に単純なんですが、今プレイすると意外と面白いものです。
現在の高度情報化社会をあざ笑うような単純なこのゲーム機の反応には、何だか若き日の思い出がよみがえります…素直な気持ちにさせてくれる
んですね。2人で交互に数を入力していって、数を当てられた方の人が当てた人に何かをおごる(罰ゲーム)等の賭け事のネタに使ったりすると
面白いと思います。
そうそう、プレイヤーが当てる3つの数字は同じ数字が2つ以上になる場合がありますので、注意してくださいね。
ゲーム5・「ノックアウトインベーダー」 | ドキドキ度★★★★ |
ゲームロボット5、5つ目のゲームにおいて遂に本格派反射神経ゲームの発場です! (あっ…「本格派」じゃないかも(激爆)) ゲームが始まると、プレイボタンの上段(1〜3)が素早く点滅します。実はこれが今にも侵略しよう としている「インベーダー」なのです。(想像力を思いっきり膨らませて下さい。^^;) しばらく点滅した後、上段のプレイボタンのいずれか点灯して突然落下を始めますので落下地点を 素早く予測して下段のプレイボタン(5〜7)のボタンを押して下さい。ピコッと音が鳴れば1人撃退 完了!(音が鳴らなければアウト!) 25匹登場するインベーダを幾つ退治出来るかを競います。インベーダーの落下パターンはプレイ ボタンの上段から下段を直線または対角線上に落下してきます。よって5種類だけ(直線3コース、 斜め2コース)の落下パターンなのですが、甘く見てはいけません! とにかくインベーダの侵略が速いので本気モードでプレイしないと太刀打ち出来ません。 慣れないうちはボタンを早く押したつもりでも撃退出来ず、侵略されてしまうでしょう。 どんなゲームでも慣れが必要ですが、コツとしてはまず上段のプレイボタンのどこが光ったか 把握する必要があります(コレが分からないと落下コースの断定が出来ませんので見落とさない ようにしてください。^^;)。 そして中段のプレイボタン(8、9、4)が光った段階で下段のプレイボタンを押すのです。 後はボタンを押す体勢です(笑)。私は色々体勢を変えてプレイしましたが、うつ伏せになってプレイ するのが一番点数が取れました。色々検討してみると良いでしょう。インベーダ25人と戦闘終了後、 撃退したインベーダの数に応じてファンファーレと音楽が点滅します。撃退したインベーダの数が 0〜5人だと例のブービー音だけ、「何やっとんじゃ!」というロボットからの声が聞こえます(笑)。 意図的にボタンを押さない限り、まず聞く事はないでしょう。6〜10人だとプレイボタンの[1][2][3] が点滅してNo.1ファンファーレが鳴り、11〜15人だと[1]〜[5]のプレイボタンが点滅し No.2ファンファーレが…と言った具合に点滅するランプが徐々に増えてファンファーレも豪華(?)に なっていき、21人以上だと遂にに全点灯してNo.4ファンファーレ(最高の祝福っ!)が鳴るのです! コツを掴むと高得点を取れるようになりますが、それでも満点は難しいでしょう。 たった25人のインベーダとの戦いなのですが、プレイして調子が良い状態が続くと「まだ終わらない のかな〜」と終了まで非常に長く感じてしまいます。このような場合は大抵、緊張の糸が切れて、 連続ミスを引き起こす結果になってしまいますが。(笑) このゲームは仕事の息抜きには以ってこいのゲームですね。1プレイの時間も短く何度もリプレイ できます。ただ新品の場合はどうか分かりませんが、私の持っているゲームロボット九はボタンが 硬く押しにくいので、少々キツイです。 でも、やはり電子ゲームには反射神経を要するゲームが似合うなぁと思う今日この頃です。 |
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ゲーム6・「潜水艦をさがせ」 | 頭脳力アップ度★★ |
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今度は頭脳ゲームです(「頭脳ゲーム」って言い方も懐かしいですね
^^;)。 9つのプレイボタンのうち、潜水艦が1隻隠れています。3回以内に潜水艦を探すゲーム です。え?これだけでどこが頭脳ゲームかって? ただ当てずっぽうでボタンを押して当てる内容じゃゲームになっていません。 押した位置によって、ロボットがヒントをくれるのです。押したプレイボタンの縦または横に 潜水艦がいる場合は、"ピコッピコッピコッ"と音が鳴ります。この音がいかにも レーダーっぽい音がなので、雰囲気を盛り上げてくれます。 ちなみに押したプレイボタンの縦にも横にも潜水艦がいない場合はプレイボタンを押した 音が鳴るだけです。3回以内に見つけられない時は、お決まりのブービー音がなって ゲームオーバー、正解を知らせてくれます。 そして見事見つけられると、"お見事!"とファンファーレが鳴ってゲーム終了します。 まぁ、このゲームはボタンが9つしか無いので見つけるのは他愛もない事ですが、 そこは子供向け商品です。 いきなり布製マップが付いた玄人向けの戦艦ゲーム「フリートコマンダー(FC/アスキー)」で 路頭に迷わせる事もないでしょう。(笑)…子供向け商品は子供らしくなきゃ…そう思うと 何だかロボットとじゃれ合っているように思えなくもないですね。 しかし、このゲームで特筆すべき事があるんです。それは他のゲームではかなりの 高得点を取らないと聴けないNo.4ファンファーレが、このゲームでは簡単に聴けるのです。 No.4ファンファーレはゲームロボット九最高のメロディですので、聴きたくなったら是非 「潜水艦をさがせ」をプレイして下さい。 (当時はメロディ聴くだけにプレイしたという経験がなかったので、今考えるとズル賢くなった なぁ…とか思ったり思わなかったり^^;) |
ゲーム7・「ピコピコモグラをやっつけろ」 | 瞬発力アップ度★★★★ |
いきなりですが、ゲーム名が良いですね〜。「バーミン」では何のゲームか分からなくても、 「ピコピコモグラ」なら何となく分かります(笑)。そうです、「もぐら叩き」なのです。 もぐら叩きは現在でも筐体モノ業務用ゲームでも見られる老舗ゲームです。 親子連れでプレイしている姿を見るとほのぼのしますね。これもそんな感じのゲームです。 ゲームが始まると、プレイボタンのあちこちが光ったり消えたりしています。 ここでボーっと眺めていてはいけませン!実はこの光っているのが「ピコピコモグラ」なんです。 どうです、モグラが笑っている様には見えませんか?(え?見えないって?あはは、やっぱり見えない ですよね〜…と、一人でツッコミ入れてる自分が悲しい^^;) 光っている間にそのプレイボタンを押すと"ピコッ"と鳴って1匹退治!モグラ軍団100匹を相手に 何匹退治出来るか競います。高得点を取るためにとにかく素早くボタンを押して下さい。 ただし、1度見失うと立て続けに逃してしまうので要注意です。プレイしやすい体制を確立する事も 必要だと思います。 やはりこれも「ノックアウトインベーダ」と同じく調子が良いとゲーム終了までの時間が長く感じられ ますが、慎重かつ素早くボタンを押してください(このプレイ心理はどのゲームでもそうですね〜)。 反射神経ゲームの中では、やはりこれが一番分かりやすく面白いと思います。光っているボタンを 押す操作は説明書を見なくても分かりますし、単純だからこそ、子供は熱中しやすいのです。 「ノックアウトインベーダ」と同じく、プレイボタン全点灯+No.4ファンファーレは見応えありますので、 是非チャレンジしてみてください。
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ゲーム8・「野球ゲーム」 | プロ野球選手志願度★★ |
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プロ野球…人気が低迷していると言われていますが、様々なプロ・スポーツが活気づいてきた現在でも、 やはり国民的スポーツである事には変わりません。当時も今も憧れの職業はプロ野球選手を目指す少年も多い のはそう変わらないでしょう。(私は運動神経がオンチ系なのでダメダメでした。^^;) 野球を題材にしたゲーム・玩具は定番でもあり、安定した人気があったのでした。 実は「ゲームロボット九」にも2人用の野球ゲームが搭載されているんです。 いったい光るプレイボタンだけでどうやって野球ゲームを実現しているのでしょうか…。 さすがにプレイボタンだけでは表現に限界がありますので、付属のスタジアムシートとコマを使います。 前述しましたが、コンピュータでゲームを管理して人がコマを動かしてゲームを進行するタイプなんです。 野球ゲームで使う野球選手の形をしたコマは青3コ赤3コあり、2人で分けて使います。 まず電源をONにして[セレクト]ボタンで「8」を点滅させます。そして守備側の人が[スタート]ボタンを押して、 ピッチャーが投球!プレイボタンが所々が光りますので、攻撃側の人は[ロボット]ボタンを押して バッティングしてください。ランプが止まった位置により、ヒットになるかアウトなるか決まります(下図参照)。 ヒットになった場合は攻撃側のコマをベース上に置いてください。 アウトになった場合は守備側のコマをシート右側のアウトカウントの部分に置いてください。 ちなみに点数や進塁等の管理は全てユーザーに委ねられているので注意しましょう。 ヘタに進塁などのカウントを誤ると喧嘩の元となってしまいますのでスコアはノートにしっかり記録するように しましょうね。スコアカードは取扱説明書の巻末にありますが、勿体無いので書かないのが基本です。(^^; |
打順も打率もチームも攻略方法も無いけど(笑)、プレイしてみるとちゃんと「野球」になってる!!(と思いませんか?^^;) |
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……とここまでがゲームの説明なんですが、実は単なる「ルーレット」だったり するんですよね。(爆) しかも1回毎に(ゲームが)終了してて再スタートさせてるっていうのは説明書では 読み取れません。(^^;プレイボタンの光り方とルールさえ当てはめれば他のゲーム にも応用できてしまいます。 これを無理矢理野球ゲームに仕立てあげたタカトクトイスもスゴイですね。(^^; 当時でも野球玩具と言えば「落ちるフォーク」で有名の「野球盤」(エポック)が 定番でした。最近の機種はドーム式になっていたりして驚くほどハイテク化しています が、私はどうもこれを意識してしまう為に双六のようなこのゲームで9回までプレイする気 が起きません。 せっかくコンピュータを使っているんだからもう少し自動化してほしかったところです。 とは言え、光るプレイボタンしか無いこの機種ではこれが限界なのかもしれませんが…。 |
ゲーム9・「電子ルーレット」 | パーティ盛り上がり度★★★ |
いよいよ9コ目のゲームです。野球ゲームの時に「ルーレットみたいだ」と書いてしまいましたが、実は本当のルーレットゲームが
用意されているんです。(^^;;
ルーレットも野球ゲームと同じく付属のレイアウトシートとチップを使ってゲームを進めます。
(ちなみにスタジアムシートの裏側が電子ルーレットのレイアウトシートになっています。^^;;)
説明書に「ルーレットでラスベガス気分を味わいましょう。」とありますが、(^^;
私はラスベガスなんて行った事無く(キッパリ!)、パッと思い出したルーレットと言ったら「人生ゲーム」に付いているヤツ位でした。
…と言うかスロットマシンとルーレットをごっちゃに考えた時期もありましたから、ルーレットについて語る資格無しって事でしょうか。(笑)
それではあんまりなので、ちょっと調べてみました(検索時間5分^^;)。「ルーレット」という言葉の意味はフランス語で「小さな輪」「丸太」「ころ」…と、
殆ど転載に近い状態になってしまっている為にこちらのページをご覧ください。(^^;
「ROULETTE」(EAST-CLUB著)http://www.east-club.com/~casino/rou.htm
古代ギリシャ時代にも「ルーレット」に似た賭け事やってたっていうのが凄い!歴史があるんですね、
「ルーレット」は。そう思うと電子ゲームも誕生から結構時が経っていると思うのですが、20年足らずでルーレットと比べるとまだまだ未熟な感じが
してしまいますね。
さて、歴史のあるルーレットゲームをゲームロボット9ではどのように再現しているのでしょうか。
さっそく遊んでみたいと思います。(なんだか悪い予感がするのは私だけですか?^^;)
まず、このゲームは2人以上でプレイします。プレイ前にまず「親」と「子」を決めてください。
そして赤いコイン(GAME ROBOT CHIPの刻印あり)のようなチップを分けます。当然の事ながら、チップは均等に分けないと
この時点で喧嘩になってしまう為に注意が必要です。(^^;ゲームロボット九の電源を入れ、[セレクト]ボタンで「9」が点滅する状態にしてください。
ゲームは子がレイアウトシートにチップを掛ける(置く)ところから始まります。子がチップを掛けたら、
[スタート]ボタンを押して、ルーレットスタート!!プレイボタンの光が周ってなんか雰囲気が出ています。
そして光が止まった位置と掛けた場所によって配当が決まっており、当たっていれば親は子に止まった場所を
コールし、配当分(掛けたチップを含んで)を親が支払い、外れたらその分を親に支払います。そしてどちらかのチップが無くなるまで
ゲームを進めます。
電子ルーレットはルールがしっかり規定されているので、盛り上がるぞ!(と思う^^;) |
気になるのは配当ですが、単数(個々の数字)に賭けた時は配当が8倍になり、 小数(1〜4)/大数(5〜8)/奇数(1・3・5・7)/偶数(2・4・6・8)の場合は当たり易く なりますが、配当は2倍になります。 あと、付属のチップが40枚しか無く、配当の倍率が高めに設定されているので、 一度に多くの枚数のチップを賭けるとすぐにゲームが終了してしまう恐れがあります。 ゲーム進行に合わせて掛ける量を調整して下さい。(苦笑) チップの量からすると、2人プレイが一番適しているかもしれませんね。 このゲームは意外とルールもしっかり規定されており、2人で遊ぶと盛りあがると思います。 やはりお父さんと子供が遊ぶのがベストではないでしょうか。掛け算の勉強にもなりますし。 しかし、チップが紛失する危険性があるのがタマにキズなのですが、紛失したら玩具の 硬貨("子供銀行"など^^;)で代用が出来るかもしれません。 あ、お決まりですが幼児はチップを飲み込んでしまう可能性がありますので注意して下さいネ。 |
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9つのゲームをプレイした感想ですが、1つ1つのゲームは単純極まりない内容のものばかりです。 しかし、これだけ限られた表示要素でここまで多種多彩なジャンルを盛り込むのは容易ではないでしょう。 評価に値すると思います。前述しましたが、このゲームの特筆すべきところは「音」にあります。 用意されている4つのファンファーレが実に名曲揃いなのです(特にNo.4ファンファーレは秀逸!)。 ただ音量が非常に大きいので調節が出来ないのは痛手です。パーティ向けの設定でしょうか。 これでは夜中にプレイできません。 ちょっとした裏技ですが、ファンファーレ演奏中は音符に該当するプレイボタンが光っているので、光り方を覚えれば、 オルガン機能で演奏出来ます。 もう1つ、ゲームが始まっていても[セレクト]ボタンで現在のゲームを中断してのゲームの選択や、 [スタート]ボタンでの再スタートも可能です。勇気ある再スタートも高得点への道には欠かせませんので是非利用しましょう。 このゲームは当時かなり個性的で子供達の脳裏に焼きつき、未だに記憶している方が多いと思います。 改めて遊んでみると、対話性を感じるこのゲーム…。電子ゲームの中でも印象深いのも分かります。 今度は自分が子供といっしょに遊ぶのにこのゲームを使ってみてはどうでしょうか。 そして自分の思い出を語ってみるのも良いかもしれませんよ。 |
本体のサイズが意外と大きい「ゲームロボット九」は、使用電源も単1乾電池×2本、0061P×1本と手に持った 時に感じる重さが卓上向けに設計されたものと思われます。各電池の役割も違うようで、取扱説明書には 「スピーカーの音が小さい」「ボタンの光が暗い」の時は単1電池の交換を、「電源をONにしてもボタンが光らな い」「ボタンを押しても反応しない」「ゲーム中誤動作する」は0061P電池を交換するように書かれています。 電池をいっぺんに交換する必要が無いだけ安心ですね。本体の形状は電卓に似ていますが、電卓の表示部分に 相当する部分は「目」みたいなシールが貼られており、ロボットらしさが出ています。 |
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さて、非常に個性的な「ゲームロボット九(以下、九)」を紹介しましたが、姉妹品として 「ゲームロボット5(以下、5)」が発売されていたのをご存知ですか。九をお持ちの方は記憶にあると思います。 ゲームロボット5は5つのゲームが組み込まれており、ゲームロボット九の廉価版の印象がある本ゲーム機なのです が、実はゲームロボット九とは異なるコンセプトだったのです。 九の方は卓上で多人数で遊ぶように設計されて いますが、5はいつでもどこでもプレイ出来るようになっているからです。”手の中で、光が走る、音がする”と いう名キャッチコピーに5のウリである「携帯性」が表れていますね。 では、早速ゲームロボット5の魅力に迫ってみたいと思います。 まず電源を入れると九と同様にプレイボタンが[1]から[9]まで点灯し、ゲームセレクト状態となります。 ゲームの選択方法が九と違い、プレイしたいゲーム番号と同じプレイボタンを押してから[スタート]ボタン を押す形式になっています。九は[セレクト]ボタンを押してゲームを選ぶ方式で多少の煩わしさがありましたから、 5で改善されているのは評価出来ます。5で改善されている部分は他にもありますので、 おそらく5の方が九より後に発売されたのでしょう。 |
ゲーム1・「危機一髪」 | ドキドキ度★(1人プレイ時) |
9個のプレイボタンのうちに1つだけ落とし穴が隠されています。 落とし穴に落ちないようにして、制限時間内に出来るだけ多くのボタンを 押せるか競うゲームです。ゲームが始まると、ピッピッとカウント音が なっている間(=1ボタン毎に制限時間10秒間)にボタンを押して下さい。 制限時間内にボタンを押せないとゲームオーバー。 ゲーム終了のファンファーレが鳴った後にそれまでのボタン押した数を プレイボタンで知らせてくれます。 プレイボタンの上部のランプは「0」を示すもので、このランプが光った後に 「5」が光った場合は「0」「5」=「05」で5点を示します。 9個のボタンのうち、1つがハズレなので個最高得点は8点に なります。得点の表現も、九ではゲーム終了時の点数が正確に 分からなかっただけに、改善されていると言えるでしょう。 5の得点の表現は各ゲームで同じです。落とし穴のボタンを押してしまうと、 ブービー音が鳴ってゲームオーバーになります。 ただこのゲームで納得出来ないのは、落とし穴のボタンを押してしまった時は 点数が0になってしまう事です。 9個しかボタンが無いので、考えてボタンを押すまでそれほど時間が掛からない 為に「8つまでボタンを押すか」「落とし穴のボタンを押してしまうか」のどちらかの 展開になってしまうからです。 ちなみに8つまでボタンを押しても9つ目のボタンの入力を求めるので (残ったボタンは落とし穴)、意図的に制限時間切れになる必要があります。 せめてクリアのファンファーレくらい鳴ってほしかったものです。(^^;; 私的にちょっと詰め不足と言った感じがしたのでした。 |
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ゲーム2・「エイリアン」 | 音感養成度★★★ |
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ゲームを始めると、プレイボタンの[1]〜[9]のボタンが音と共に光ります(これが結構重要)。 その後1匹のエイリアンが音と光で移動します。エイリアンの移動コースは2種類ありますが(左図参照)、 どのコースの、どの位置から何歩移動するかはその時によってランダムです。 そして、エイリアンが止まった場所のプレイボタンを音と光を元に押してください。 正しくボタンを押せると「ピッ」と音が鳴り1点加算されます(最高得点は80点)。間違ったボタンを押すと、 ブービー音が鳴りミスになります。3回ミスでゲームオーバーになり、それまでの得点が表示されます。 「えっ?簡単だって?」…1〜4回目までは最後に光ったボタンを押せば良いので簡単なんですが、 5回目からは最初の位置のボタンしか光りません。後は音だけが頼りになります。 最後に音がした位置のボタンを押してください。そして11回目からは音だけになってしまいます。 プレイボタンは[1]から[9]まで、音階の「ド」〜「レ」([8]と[9]で1オクターブ上がる)になっています ので、ボタンと音階をしっかり対応出来る事が高得点へのカギとなります。 「絶対音感」や「相対音感」を習得していないと最高得点は無理かもしれません。 ちなみに私は音楽関係はダメダメなので頑張っても高得点が出ませんでした。(^^; これを小さい時から遊び続ければ音楽に強くなるかもしれません…ので是非、子供と一緒にプレイ して「教育」しましょう(こればっかりですね ^^;)。 |
エイリアンの移動コースを「音」で読みとって、ボタンを押すんだ!これで音感を鍛えろっ! |
音感がダメでも、始めに光った所から音が鳴った分だけ、コースを辿れば対応可能な場合もあるぞ! |
ゲーム3・「モグラ」 | 瞬発力アップ度★★★ |
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これは九の「ピコピコモグラ」と同じです。9つのプレイボタンから出てきたモグラ(光ったボタンを) 素早く叩く(押す)ゲームです。全部で50匹出てきますのでどれだけ叩けるか競います。 ゲーム終了時、ファンファーレが鳴って叩いたモグラの数が表示されますが、モグラの数が20匹を 満たないとブービー音が鳴って怒られます。(^^;) 九と違って本体を持ちやすく、ボタンが押しやすい上にモグラのスピードも上がらないので50匹叩くのも 難しくありません。親指2本で十分に対応出来ます。九と同じくモグラを叩き逃がすと、 立て続けに逃げられてしまうので、慎重かつ素早くボタンを押すようにしましょう。 九で100匹だったのが5で50匹になっているのは、携帯性を重視しての事でしょう。 分かりやすいこのゲーム、これが5でもやはり主力ゲームになっていますが、携帯ゲーム機としては 少々単純すぎる感じがしますね。と言っても、子供にはこれくらいのゲームが似合うと思いますが……。 |
ゲーム4・「メモリー」 | 記憶力アップ度★★★ |
これも九の「光と音を追いかけろ」と同じで記憶力が勝負のゲームです。ゲームが始まるとプレイボタンの うちのどれかが光って音が鳴ります(ゲームロボット5からの出題)。プレイヤーは光った順番通りの ボタンを押してください。正解する毎に出題となるボタンの数が増えていきます(最高出題数26個)。 もちろんグズグズして5秒間以内にボタンを押さなかったり、押すボタンを間違えると即ゲームオーバー! それまでの得点が表示されます。20個以上の出題となるとロボットも焦ってか、ゲームの出題のスピードも 速くなっていきます。もちろん九で通用するテクニックも使えます(あの紙書きテクニックも^^;)。 ただ1度間違えると即アウトの設定は厳しいですね。おかげでまともにプレイして最高得点に達する人なんて いないのではないかと思うくらい高難易度になっています。出来れば3ミス設定にして欲しかったです。 「モグラ」の時もそうですが、九の様にスコアによるファンファーレの演出が無くなってしまったのは残念です。 九の「ピコピコモグラ」の様にプレイボタンが全部点灯する演出は見ていて達成感がヒシヒシ感じられるだけに、 5では決まったファンファーレとスコアの表示だけとトーンダウンと言った感じが否めません。 これがゲーム収録数以外の5と九の決定的な差だったりするのです。やはり技術やコストの影響といった問題 なんでしょうか、非常に残念に思います。ところで取扱説明書では問題の出題者が「ゲームマン5」に なっているのですが、これは試作段階の名称なのでしょうか。これはこれでヒーローモノみたいな名前で 良いですけど。(^^; |
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ゲーム5・「3つの暗号」 | 繰り返して遊びたい度★★ |
これは九の「3つの暗号をさがせ」と同じ内容です。ロボットが出題した3つの数字を当てるゲームです。
ゲームが始まったら正解を推理して3つのボタンを押すと、ロボットがその入力されたボタンに対し、ヒントを与えます。
入力されたボタンのうち、1つが正解に含まれていると「ピッ」と音がなり、2つ含まれていると「ピピッ」と音がなります。
入力したボタンが正解に含まれていないとブービー音が鳴ります。
全て正解するとファンファーレが鳴ってゲーム終了。推理した回数が表示されます。もちろん回数は少ない方が良い成績と言えます。
回数表示の部分だけ改善されている以外は九と比べて特筆すべき点がありませんが、
どうしてもゲームをクリアしたい人は、ピュアな子供心では絶対に思いつかない
「最長10回でクリア出来る」テクニックをご紹介します。方法は簡単、[1]から[9]まで同じ数字を3回ずつ押すだけ!
そして最長10回目に「ピッ」と鳴ったボタンを押せば必ずクリア出来ます。これは九でも通用するテクニックですが、
やはり邪道技なので心の奥底にしまっておきましょう。(^^;
子供向けならではのゲームですね。純粋な気持ちでプレイしましょう。
このゲーム機、片手で持ててプレイスタイルが安定している小型の本体、付属品を必要としない収録ゲーム
…と私は九よりも好きな部分はあるのですが、前述した通り、光と音の演出が最小限に留めてある点が
残念で仕方がありません。音も本当にブザー音っぽく、貧弱で明らかに「九」より見劣り…もとい聴き劣りします。(^^;
収録ゲーム名にも九ほどのヒネリも無く(これは本体にゲーム名を載せられない等の理由があると
思いますが…)、ゲーム内容もプレイボタンの使われ方も内容も九の方が(変則的で)バラエティに
富んでいるような気がするのです。これでは九に軍配を挙げざるを得ません。
個人的には5の「危機一発」を外して、代わりに「ノックアウトインベーダー」を収録して欲しかったです。
それでも個性的な機種である事は変わりません。当時は(当然の事ながら)九の方が人気が高かったので
実際に5の実物を見た人は意外に少ないかもしれません。だからこそ、今見てみたいと思いませんか。
昔の思い出に一輪の花を…そんな魅力のあるゲームなのです。
ゲームロボット九では電池も本体も重装備でしたが、5では本体も片手で持てるサイズで九と比べるとかなり 小さく感じられます。使用電池も0061P1本とかなりリーズナブル。九に比べてプレイボタンがかなり押しやすく なっています(それ故に[スタート]ボタンが異様に押しにくいのが謎です ^^;)。 ボタンの表記も紙で貼られているので安っぽい印象を受けます(九は皮(?)みたいので貼りつけられています)。 ■そして思い出の機種…・今回取り上げた「ゲームロボット九」「ゲームロボット5」は皆様から頂いたご意見の中でもチラホラ登場する印象深い機種で、第60回記念としてふさわしいゲームだと思います。子供の心を掴んだタカトクトイス、 一流では無いけれど心に残る印象深いゲームをチラホラ出したタカトクトイスに万歳! (悲しくもメーカーは倒産してしまいましたが…^^;) 最後まで読んでくださって、ありがとう! これを聴けば、貴方の記憶もリメンバー!是非、思い出に浸ってくださいっ!
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