NTVアメリカ横断ウルトラクイズ
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ゲーム性 | ★ | 全然アメリカしてない。ゲーム的報酬も無いので100問やったら飽きる。 |
操作性 | ★★ | ボタンが硬く、キー入力音も無い為に本当にキーが効いているか分からない。 |
キャラクタ(画面) | ★ | ランプだけの表示。必要最低限の現在の問題番号表示すら無い・・・。 |
サウンド | ★★ | 哀愁が漂う「ピー(YES)」と「ボー(NO)」の音のみ・・・。 |
ハード | ★★★ | 液晶画面すら無い!!レトロの極み!!と言っても過言では無いかも。 |
総合 | ☆☆☆ | コレクションアイテムとして持っておきたい、レアだと思う。 |
クイズ面白ゼミナール
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ゲーム性 | ★★★ | クイズゲームと言うより教育機材と言った感じ、何となく「遊び」が少ない。 |
操作性 | ★★★ | 特に問題なし。 |
キャラクタ(画面) | ★★★ | 鈴木健二元NHKアナ激似の司会者がGOOD!番組のツボを押さえている。 |
サウンド | ★★★ | 点数によって変わるアニメーションとファンファーレに注目。 |
ハード | ★★★ | 本体パネルの形は今風なのだが、パネルの印刷文字にこだわりを感じない。 |
総合 | ☆☆☆ | 電子ゲームらしくないと言う点で損してて可愛そう。教育方面でなら・・。 |
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1980年代は名作クイズ番組の宝庫でした・・・・。 「タイムショック(テレビ朝日系)」「クイズダービー」「アップダウンクイズ(TBS系)」など 個性的な番組の数々・・。最近ではめっきり少なくなったのが残念です。 (現在放送中のクイズ番組と言うと「パネルアタック25」くらいしか思い付きません。) クイズ番組には大きく分けてタレント参加型の番組と視聴者参加型の番組があります。 最近のクイズ番組(「平成教育委員会」等)が前者にあたり、レギュラー陣とゲストタレントで 問題を答えていきます。視聴者参加型の番組は「パネルアタック25」のように視聴者が 番組に参加してクイズに答えていきます。 優勝すると賞金(若しく旅行券)が貰えるのも視聴者参加型番組に多いのが特徴です。 つまり一攫千金!!って訳ですね! そして、視聴者参加型番組としては最大級の規模を誇る番組なのが 「アメリカ横断ウルトラクイズ(日本テレビ系)」です。 「ニューヨークへ行きたいか〜!」で始まるこのクイズ番組は、東京ドーム(旧後楽園球場) での○×クイズから始まり、航空機内での機内テスト、ドロンコクイズやバラマキクイズなど のクイズをアメリカ各地で行う超大型番組です。現在でも放送されている事からも人気が 伺えますね。実はこの人気番組をツクダオリジナルがゲーム化していたのです!! 文字もロクに表示出来ない電子ゲームでクイズ?実機だけでは当然実現出来ないので、 付属の冊子を見ながらゲーム機に答えを入力する方式を採っています。 まさにメディアミックスと言った感じですね(って言うかこの方法でしか実現出来ませんが ^^;)。 |
まず、本体に電池(0061P式)を入れたら、問題集カートリッジを接続します(カートリッジはケースに付着した形になっています)。
準備が出来たら、電源オン![CLEAR]キーを押してから、問題の番号をテンキーで入力します。
(入力しても音や画面に出ません、しかもボタンが堅めなのでしっかり押してください・・・^^;;;)
次に[A]〜[D]の回答ボタンを押します。回答ボタンを押してから[ANSWER]ボタンを押すと、正解なら緑のYESランプの点灯と共に正解音が、
不正解ならNOランプが点灯します。そしてこの操作を繰り返して、次々と問題をこなしていきます。
「NTVアメリカ横断ウルトラクイズ」は、こうプレイしろっ! | |||||||
1.プレイしたい問題を探します。 | 2.CLEARキー を押して |
3.問題番号を入力 | 4.正解は・・Bかな? | 5.ANSWERキーで 回答チェック! |
6.正解ならYESランプ、間違っていれば NOランプが点灯するぞ! |
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このゲームには、ゲーム進行上の制約が全くありません。
例えば不正解が多すぎてゲームオーバーになる事も、制限時間もありません。自分の好きな時間に好きなだけ好きな問題にチャレンジ
出来るのが特徴です。逆を言ってしまえば、自由度の為に番組の持つハラハラ感が味わえないのも事実です。
ただ、問題はノンジャンルで1001問とボリューム満点!一筋縄では行きません。
これで練習してクイズ番組に出てください!(ただし4択問題にしか対応していないですけど
^^;)
本体については写真の通り、ボタンのみの構成になっています。 表示系がYES/NOランプしか無いので、今まで正解した数や現在の問題番号など ゲーム進行に必要な要素すら分からないのは残念です。ボタンもか堅いので押しづらいのです。 尚、当時の電子ゲーム本によるとクイズブック(問題集カートリッジ)は本体付属の1以外にも 2、3が発売されていたようです。 又、この機種は本体裏やケースに「LICENSE BY COLECO」とある事から、 コレコ社が海外で発売していたものをツクダオリジナルが日本に持ち込み、 「アメリカ横断ウルトラクイズ」と結びつけて発売したと思われます。 色々問題があるゲーム機なのですが、本体デザインはレトロ感覚がプンプン臭っていて非常にGOOD!! 同じ携帯ゲーム機でも、ワンダースワン等の現行機と比べると、時代の変化を感じる事が出来ると思います。 |
1980年代の名作クイズ番組の1つとしてNHKの「クイズ面白ゼミナール」がありました。 人柄の良さが光っていた鈴木健二・元NHKアナの名司会の基に、ゲストタレントを呼び、 教科書クイズや歴史クイズ・時事クイズ等を出題、解答後に問題について鈴木アナが詳しく 解説すると言う構成のクイズ番組です。専門の先生を呼んで解説をお願いしたり、 型のはまった進行はまさにNHKならでは。優勝者(チーム)に贈られる"どこから見ても「?」に見える" トロフィがとても印象的でした。なんと、この名作番組をバンダイが電子ゲーム化したのです。 システムは「アメリカ横断ウルトラクイズ」と同じくテキストにある問題をゲーム機に入力していきます。 まず、電源を入れる前に問題集カートリッジを本体に挿入します。 ここも「アメリカ〜」と同じですが、こちらは全ての解答を本体が記憶しており、カートリッジによって 本体が区別すると言う方式になっています。 問題集カートリッジは「算数編1・理科編1・歴史編1」が付属しています。 「1」と言う事は「2」以降の機種も存在するかもしれませんね。 問題集1冊には全10ページ(1ページに10問)、3冊あるので全300問ある事になります。 |
カートリッジをセットしたら電源ON。ゲームモードを練習のSTUDYモードか時間を計ってくれる TESTモードかを選びます。そしてトライしたいページ番号を入力して[START/ANSWER]キーでゲームスタート! 画面に"問題No."と"答え?"と表示、司会者が点滅するので問題集を読んで答えを入力します。 (ちなみにこの司会者、鈴木アナに激似なのは言うまでもありません ^^;;) 答えの入力は解答番号をテンキーで入力して、[ANSWER/START]キーを押します。押し間違えた場合でも [ANSWER/START]キーを押す前なら[CLEAR/REPLAY]キーを押せば取り消します。 TESTモードにしても解答時に"ピッピッ"なるだけで、制限時間は無いのですが音が鳴らないのとなるのでは プレイ感覚が随分違います。ついつい焦って間違えてしまいそうです。 1ページ(10問)の問題を終えると司会者が左右に動き、採点に入ります。 そして画面右上に正解した問題番号には"○"が点灯し、1問につき10点が加算されます。 点数により、採点後の司会者のポーズが異なります。満点なら、あのトロフィーが贈られます! おお、番組そっくり! 採点後はゲーム終了となって、点数と解答時間が交互に表示される訳ですが、[CLEAR/REPLAY]キーを押す事で 間違った問題のみ再トライ出来るのです。これで納得行くまで、正解するまでプレイ出来ます。 (ただし解答時間は累計されます) |
表情豊かの司会者(鈴木健二元NHKアナ・激似)の全貌!! | ||||
う〜ん、と考えている司会者 | 60点以下(残念メロディ!) | 70点〜90点(良くできました) | 100点(おめでとう!!) | |
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さて結果は・・?? | 温厚な鈴木アナ(違うって)にも汗が?! | お誉めの拍手が!まぁまぁって感じ? | あのトロフィが貰える・・の?! |
このゲーム、"ゲーム"と言うより"教育玩具"と言う方が正しいかもしれません。
まずページ単位でのプレイ(これはプレイしやすいと言う点で評価出来ます)やリプレイ機能等の他、問題に対して詳しい解説があるからです。
これを"ゲーム"と言う事で片づけられてしまっては非常に残念です。問題をカートリッジに記憶させておき、
それぞれの学年用の問題集とセットで発売していけばいいのに!と、初プレイの時から思っていました。
余談ですが、私は教育機材と言えば「マイ・ティーチャー(リコー)」を思い出します。
重くてデカイ本体に、問題シート(裏面が磁気記録部分)をセットして再生して問題を聴き、しかもシート上に直接答えを書いて
学習すると言うものでした。いわゆる単なるテープレコーダーだったわけですが、これでも教育意欲がそそられるものです。
(そのまま聴いていると問題だけでなく答えも再生してしまうので、要所要所で停止するように指示が出ます
^^;;)
このゲーム機はそれ以上の機能を持った学習機材と言えるでしょう。何せ即座に合っているかどうか確認出来るのですから。
これでやる気が出なかったらウソってものです。ゲーム機を教育機材にしようと言う試みはどのメーカーも考えているらしく、
色々なゲーム機で英単語などの学習が出来るソフトを発売しています。子供の教育意欲をそそるのも大変ですねぇ。
子供向けと言えども、問題難度はなかなかのものですので心してプレイしてください。
本体デザインは丸みを帯びたなかなかの良いと思うのですが、 後期のバンダイものの宿命か、パネル部分も手抜き(安っぽく)っぽく感じます。 初期のバンダイゲームは結構こだわりがあっただけに残念ですね。 ゲームスイッチは[ON/OFF][SOUND ON/OFF][TEST/STUDY]があります。 カートリッジはただのブロックにすぎず、裏にある「何本かの出っ張った棒」が 本体のカートリッジ部分に突き刺さって認識すると言う方式になっています。 故に機能拡張は無理でしょう。 |
はっきり言って、ゲーム内容と言う点では番組を忠実に再現しようとしている「クイズ面白ゼミナール」に軍配を挙げざるを得ません。
しかし、「アメリカ横断ウルトラクイズ」は黎明期のゲームならではのYES/NOランプのみ・・プレイしているうちにタイムスリップしそうなのです。
本体デザインもレトロな上に結構レアだと思います。私は「ウルトラ〜」の方を純粋なコレクションアイテムとしてお勧めします。
ゲーム内容を期待して手に入れたりすると、叩き付けたくなる事必死でしょうから(^^;)。