シェフ(CHEF) 任天堂/ゲーム＆ウォッチ・ワイドスクリーン・シリーズ/1981年頃 (C)1981 Nintendo ゲーム性 ★★★★ お邪魔ネコのおかげでゴチャゴチャ！後半はもうパニック 操作性 ★★★★★ 問題なし キャラクタ(画面) ★★★★★ キャラの表情が豊か。お邪魔ネコの嬉しそうな顔が憎い(笑) サウンド ★★★★ それまでのワイドの音とは一味違う音 ハード ★★★★★ デザインは良いがシルバー＆ゴールドと比べると劣る 総合 ☆☆☆☆ 決して買って損しないデキはさすが任天堂

■ゲーム解説：何故調理場にネコが？コイツのおかげで頭は大パニック！

３人の料理人が一斉に材料を放り上げ、いきなり２人が何処かへ消えてしまいます。 残ったシェフ(料理長)は大忙し！材料を落とさない様に受け止めなければなりません。 ただ受け止めるだけでも大変なのに、どういう訳かガスコンロの上にお邪魔ネコが居ます(笑)。 調理場にネコなんて入れるなんて衛生上問題があるんじゃ・・と言う考えはやっぱり却下な様です(汗)。 「お邪魔」と言う様に、このネコは材料を引っかけてタイミングを狂わせます。ネコが引っかけた材料なんて 料理に使えないと思うんですが、材料を落としてはいけません。床に材料を落とすとミスとなり、 床下で待機していた(笑)悪ネズミが材料を食べてしまいます。ミスすると、満腹ネズミのミスマークが現れます。 満腹ネズミが３匹揃うと(ミス３回で)ゲームオーバーとなります。

ここまでゲーム説明致しましたが、本当に笑っちゃう設定ですよね。 バンダイ製の電子ゲームでは日常行われている行為を題材にしたもの(「ラッシュアワー」等)が結構あり、 ツボを押さえた内容で感心させられたのですが、任天堂の場合はゲームと割り切って思い切った設定 にしている様に思えます。なんてったって、調理場にネコは居るしネズミは待機しているのですから メチャメチャです(笑)。しかし実際にゲームをしていると、違和感を感じないのが不思議です。 プレイ回数が重なると、これが当たり前っぽい感じがしてきますね。 あと、このゲームはワイドスクリーンの中でもキャラの表情が豊かな方ではないでしょうか？ シェフのあわただしい顔やお邪魔ネコや悪ネズミの嬉しそうな顔が何とも言えません。 シェフの体がエプロンだけって言うのも面白いですよね。 　最後にゲームについてですが、プレイヤーが得点を取るに従ってかなりスピードが上がっていきます。 シェフは他のＧ＆Ｗと違って、どの材料も同じ高さで落ちてくるので、どれが先に落ちてくるのか判断しやすい のですが、お邪魔ネコのおかげで思いっきりタイミングが狂わされます。 お邪魔ネコが材料を引っかけて放す時間はランダムななので、つい左端の材料ばかり気にしてしまい 他の材料をうっかり落としてしまいます。 この辺はさすが任天堂と言った所でしょう。Ｇ＆Ｗの名に恥じない作品と言えるでしょう。

■本体解説：従来より画面がワイドに！任天堂らしい高級感あるデザイン

　「ゲーム＆ウォッチ・ワイドスクリーン」は、「ゲーム＆ウォッチ」「同ゴールド」に続くシリーズで、
他に「パラシュート」「オクトパス」「ポパイ」「ミッキーマウス」「ファイア」「タートルブリッジ」「ファイアーアタック」「スヌーピーテニス」が発売されました。
画面は従来に比べかなり大きくなり、ゲームA/B/TIMEキー等のレイアウトも変更されました。
アラームキャラクターは健在で、この「シェフ」では「アラームケトル(やかん)」が湯気を出してアラーム時刻を知らせます。
個人的に言うと、やはりシルバー・ゴールドのデザインの方が良いと思うのですが、みなさんはどうでしょうか？

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