ボールの本体

ボール(BALL)

任天堂/ゲーム&ウォッチ(シルバーシリーズ)/1980年頃
(C)1980 Nintendo

ゲーム性 ★★★ 1ミスも許されないのは辛い
操作性 ★★★★ 大きなボタンで感度良好!
キャラクタ(画面) ★★ 人形しかいないし・・・
サウンド ★★★★ 緊張度飛躍的にアップさせてる
ハード ★★★★★ 天才的なデザイン!
総合 ☆☆☆ 第1弾にしては良く出来てる

■ゲーム解説:ミス1つ許されない緊張の連続!

 ゲームウォッチの記念すべき第1弾である「ボール」は単純なお手玉遊びでした。
わざわざお手玉遊びなんてゲーム化する必要なんてあるのかと思ってしまいがちですが、
実際にプレイしてみると意外にゲームとして成り立っています。シンプルイズベストってヤツですね。

しかし、このゲームを侮ってはいけません。なんと1ミス即ゲームオーバーなのです(汗)。
(初めてだったので得点を競うだけなら最高得点を低めに設定する必要無いと思ったのかもしれません)
とにかく、これにより緊張感は飛躍的にアップします。
しかも、ゲームが進むと(得点が多くなると)球が分身する位のスピードになるので、ほとんど本能で動かすしかありません(笑)
ボールの移動音もテコテコ鳴っているので、集中しすぎてこれ以外の音は聴こえなくなります。

ゲームAでは2つの球をゲームBでは3つの球を使います。
得点はゲームAでは球を受ける毎に1点、ゲームBでは10点加算されます。
最高得点は、ゲームAで 9999 点、ゲームBで 9990 点です。
「1ミスも許されず9999回受け止める」というこのほとんど現実離れ設定が、
いかにも初期らしい初々しさを感じます。
初期は「大人が気軽に楽しめる」のがコンセプトなので、ゲーム内容についてはそれほどこだわってなかったんでしょうね

シルバーシリーズにはそれほど練り込まれたゲームはありませんでした。

■本体解説:天才的なデザイン

 これは、「ゲーム&ウォッチ」の「シルバーシリーズ」にあたります。
他に「フラッグマン」「ファイア」「バーミン」「ジャッジ」があります。
シルバーシリーズは、かなりコンパクトの為にすんなりポケットに入ります。
ボディデザインはかなり高級感あり、デザインした人は天才としか言いようがありません。
この頃は「ウォッチ」という割には、ボールみたいに表示板が小さかったり、ジャッジみたいに時と分が離れていたり
精度が悪かったりと時計機能においては質素なものでした。
アラーム機能もこの頃はありません。


■当時の思い出

 私が持っているボールは、製造番号が「00000061」です。
この製造番号がG&Wの出荷個数を示すモノなら私は何万個も出回った中で
61個目のG&Wを持っているんだと思うと、優越感で嬉しくなったものです。


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